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□燃料電池ワールド Vol.519
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■2009年08月31日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■2009年08月28〜30日のWEB LINK NEWS
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2009/08/28 <水素>供給施設整備しバス運行などの実験開始へ 経産省(毎日新聞)
経済産業省は、環境に優しい次世代エネルギーとして注目される水素の利用拡大に向けた大規模な実証試験に乗り出す。事業費は30億5000万円。水素の製造、輸送から貯蔵、活用まで一体的に取り組む国内初の試みとなる。
水素利用の発電は既に家庭用燃料電池「エネファーム」が実用化されており、燃料電池車の開発競争も激化しているが、供給拠点など周辺インフラの整備が進まず普及の壁となっていた。
このため実証試験では、首都圏3カ所に「水素ステーション」を年度内にも新設し、ここを拠点に東京と羽田、成田空港間を結ぶ水素バスなどを運行。事業化に必要なコストや水素の効率的な輸送・貯蔵体制を検証する。また北九州市にパイプラインを敷設する方針で、住宅や店舗など約20戸に水素を直接供給する。佐賀県では太陽光など地域で発電したエネルギーで水素を作り、燃料電池車などに供給する「地産地消型」の水素利用システムを構築する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000085-mai-bus_all
2009/08/28 燃料電池の酸素濃度を「みえる化」 島津製作所(レスポンス)
島津製作所は、燃料電池内の酸素濃度の分布を光学的に計測し、リアルタイムで可視化する世界初の装置「燃料電池酸素濃度可視化装置FC-O2モニタ」を開発し、燃料電池の研究開発、製造部門向けに9月1日から発売する。
新開発した酸素濃度試薬にレーザー光を照射すると、試薬はレーザー光を吸収して特定の波長の蛍光を発し、酸素濃度によってその蛍光強度が変化する。燃料電池の正極側を透明物質にした可視化セルのガス流路にあらかじめこの試薬を塗布しておき、レーザー光を照射して、燃料電池内で酸素が消費される様子を「見える化」する仕組み。
静止画像だけでなく、最大1秒間に30コマの動画像データを取得することが可能で、酸素の利用状況の経時変動を確認することができる。
燃料電池関連市場は今後5 - 6年間に基礎研究から実用化開発へと急速に進行することが予想されており、こうした非接触の酸素濃度可視化技術が利用される潜在的な市場規模は、国内では研究用途で数億円。製造・検査用途ではその数倍から10倍程度と見込まれている。
新製品は9月2日から千葉・幕張メッセで開催される「2009分析展」にパネル出展する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000038-rps-ind
※写真あり
2009/08/29 ベンツの燃料電池車、量産開始へ=欧米向けに当初200台-独ダイムラー(時事通信)
【フランクフルト時事】ドイツの自動車大手ダイムラーは28日、今年末からメルセデス・ベンツ「Bクラス」の燃料電池車の量産を開始すると発表した。まず来年初めに、約200台を欧米の顧客に納入する。
ダイムラーによると、「Bクラス」の燃料電池車は排気量2000ccのガソリン車と同程度の走行性能を有する。水素の燃料を満タンにした場合の走行距離は約400キロで、「給油」時間も3分程度で済む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000011-jij-int
2009/08/30 [GOOD DESIGN EXPO 09]モビリティ&トランスポーテーション(レスポンス)
「グッドデザインエキスポ2009」(30日まで、東京ビッグサイト)にはモビリティ分野やトランスポーテーション関係の出展も数多くされており、ここ1年以内に発売された新型国産車や、フロンティアデザイン賞対象製品が見られた。
今回から設けられた、新領域や未来分野のフロンティアデザイン賞コーナーでは、以下の出展があった。ひとつが日本郵船から提案された、2030年代のコンテナ船『SES2030』(スーパーエコシップ2030)。
現在の化石燃料ではなく燃料電池や風力などを用いた、ゼロ・エミッションの大型船舶。スチールに代わる新素材の採用や新型構造設計の検討で、軽量化と積載許容量の期待が望まれている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090830-00000001-rps-ind
■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●プロトネクス社、軍隊用システムのためにウルトラセル社と協同(2009/07/28)
プロトネクス・テクノロジー社(Protonex Technology Corporation)は、米国軍隊のために進歩した燃料電池と燃料についての開発や営業、実証、商業化と販売について、ウルトラセル社(UltraCell Corporation)と協力関係を結んでいる。協定の条件の下で、両社は、現在の軍隊の機械設備と燃料について共同作業を行い、販売と営業努力をともにする。機械設備関係では、両社は、ウルトラセル社の燃料電池XX25とXX55を用いた電力解決策を、プロトネクス社の兵士用電力管理ソフト(Soldier Power Manager;SPM)と戦場用電力管理ソフト(Battlefield Power Manager;BPM)製品と統合し、試験する予定である。
http://www.protonex.com/_assets/pressrelease/81b56eec-b71f-4897-b1c7-546f3f266e3d.pdf
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