燃料電池ワールド (2009/07/30 09:00)

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□燃料電池ワールド Vol.497
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■2009年07月30日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM

                  ◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream

■2009年07月29日のWEB LINK NEWS
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2009/07/29 <石炭ガス化複合発電>実証試験開始へ Jパワーと中国電力(毎日新聞)

 Jパワーと中国電力は29日、石炭火力発電で二酸化炭素(CO2)排出量を石油火力発電並みに抑える新技術「石炭ガス化複合発電(IGCC)」の大型実証試験を16年度から始めると発表した。広島県大崎上島町で8月から環境アセスメントを始め、出力17万キロワット級の発電施設を13年3月に着工する。石炭火力は温室効果ガスの多さが弱点だったが、新技術が確立されれば、燃料が豊富な石炭火力の再評価につながると期待されている。

 2社が実証試験するのは「酸素吹(ぶき)」と呼ばれる技術で、欧米では主流だが、国内では初めてとなる。石炭を蒸し焼きしてガス化し、蒸気タービンとガスタービンを動かして発電する。ガス化の際、窒素を取り除いた酸素を吹き付けて熱効率を高めるのが特徴。CO2排出量は従来比15%減が見込まれる。

 将来的に2社は、燃料電池を組み込んだ「石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)」の開発につなげ、CO2排出量の同30%減を目指す。2社は20年代以降に更新期を迎える石炭火力発電所に、新技術を応用したい考え。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000092-mai-bus_all

2009/07/29 鎌倉で環境学習会、児童が燃料電池や新エネルギー学ぶ/鎌倉(カナロコ)

 地球温暖化問題を考える環境学習会が29日、鎌倉市大船の大船学習センターで開かれた。参加した児童約55人が二酸化炭素(CO2)の性質を学んだほか、燃料電池を使った実験に取り組んだ。

 鎌倉市は2010年度までに、03年度比で21・9%の二酸化炭素を削減する目標を提示。地域推進計画を策定して取り組みを進めており、今回の学習会もその一環として企画された。

 水素ガスを使った燃料電池の実験は、東京ガス神奈川西支店の社員が講師を担当。子どもたちは燃料電池を使って実際に、発光ダイオード(LED)ランプを点灯させたり模型自動車を走らせたりし、二酸化炭素を排出しない新エネルギーの実用性を認識していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000035-kana-l14

2009/07/29 マツダ、水素ステーション給燃イベントを開催(時事通信)

 「西日本水素ハイウェイ実証デモンストレーション」(中国経済産業局主催)に参加しているマツダの水素自動車が29日、同社本社工場に到着し給燃イベントが開催された。同社の山内孝社長は「西日本から、全国、世界に向けて水素社会実現に向けたメッセージになる」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000145-jij-biz

2009/07/29 電中研 スマートグリッド向け試作機開発 電圧制御にめど、実用化へ一歩(フジサンケイ ビジネスアイ)

 電力中央研究所(電中研)は、太陽光発電など自然エネルギーの大量導入に対応した次世代送電網「日本型スマートグリッド」の実用化に向けた関連技術の開発を始めた。すでに太陽光の大量導入に対応し、電圧変動制御装置「ループ・パワー・コントローラー」(LPC)の試作機を開発した。試作機は飲料用自動販売機2個分の大きさだが、電柱に設置できるサイズへの小型化を図り、2020年の実用化を目指す。

 電中研は、狛江研究所(東京都狛江市)内にあるシステム研究所がとりまとめ役となって「電中研版次世代グリッド」の研究開発体制を整えており、今後も太陽光の発電量予想システムや蓄電池、制御情報をやり取りするための多重化技術を使った情報通信網などの開発を一体で進める。システム研究所の栗原郁夫所長は「理論的には30年の太陽光発電導入目標の5300万キロワットの約半分の量に対応できる電力網確立のめどがついた」としている。

 スマートグリッドは、電力の供給をIT(情報通信)技術を活用して効率的に管理・制御する電力送電網。太陽光発電など自然エネルギーは発電量が天候に左右されるため、既存の系統電力網に電圧や周波数面で悪影響を及ぼすことが懸念されている。

 スマートグリッドをめぐっては、オバマ米大統領が景気対策と環境対策を両立させる「グリーン・ニューディール政策」の一環として提唱し、すでに米IBMやグーグルなどが開発参加を表明している。しかし、系統網自体が老朽化し、全面的なリニューアルが必要な米国に対し、「日本は信頼性の高い送配電線網を構築済みで、環境は大きく異なる」(栗原所長)。「日本版」には「エレクトロニクス技術に加え、自然エネルギーの大量導入に対応できる送電線網や蓄電池開発などが求められている」(電気事業連合会)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000029-fsi-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●スコットランド、最初の水素ステーション事業が動き出す(2009/06/18)

 カークウッド・ホームズ社(Kirkwood Homes)は、スコットランドのCassiegillsに1000戸以上の住宅を建てる入札の対象の一部に、同国で初めての水素ステーションの計画を含めている。提案された事業は、1500戸までの住宅と、同地方の東に位置するビジネス街の一部として新しい交通の要衝となるインターチェンジを呼び物にしており、水素ステーションはそのビジネス街に作られる予定である。
http://www.pressandjournal.co.uk/Article.aspx/1268033?UserKey=

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