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□燃料電池ワールド Vol.365
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■2009年01月13日発行
◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM
◇http://blogs.yahoo.co.jp/pemdream
■2009年01月09〜12日のWEB LINK NEWS
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2009/01/10 牛ふん活用の燃料電池を開発、将来は“トイレ発電機”も(読売新聞)
牛のふん尿から抜き出したアンモニアを電気分解して燃料電池に活用する技術を、帯広畜産大(北海道帯広市)の高橋潤一教授(循環型畜産科学)と、住友商事の研究グループが世界で初めて開発した。人間のし尿にも応用できる。
小型化しやすい燃料電池の特性を生かせば、一般家庭用の“トイレ発電機”の開発につながる可能性もある。
「牛ふんアンモニア燃料電池」は、ふん尿を無酸素状態で発酵させて取り出したアンモニアを水素と窒素に電気分解し、水素を大気中の酸素と反応させて電気を取り出す仕組みだ。
高橋教授らは、約200万円かけて実験装置(縦2メートル、横1メートル)を製作、発酵させた約20キロのふん尿から0・2ワットの電力を取り出すことに成功した。試算では、発電効率を高めることにより、北海道の平均的な牧場で1日に排出されるふん尿6
〜8トンで、一般家庭3日分の電力を賄える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090110-00000007-yom-soci
※図あり
2009/01/10 攻守選別、逆襲へ備える パナソニック、TV投資23%減(フジサンケイ ビジネスアイ)
パナソニックは9日、2009年度の経営方針説明会を開き、薄型テレビの新工場への投資を23%縮減すると発表した。“屋台骨”となる成長事業の戦略は、世界景気の急減速で足下をすくわれた。大坪文雄社長は、同年度を最終年度とする中期経営計画について「目標達成は極めて厳しい」と明言。当面、強いられる防戦局面で三洋電機の買収や新規事業など「成長への仕込み」に注力する方針を示した。
三洋は売上高2兆円を超え、世界トップクラスの太陽電池事業を持つ。パナソニックは業績が厳しかった01年に太陽電池の研究開発を中断していただけに、その補完効果は高く、経営資源を注いできた家庭用燃料電池事業やパナソニック電工、パナホームとの連携で「家まるごとパナソニック」戦略を推進する上での強力な援軍になる。
薄型テレビを核にしたデジタルAVから半導体・デバイス、カーエレクトロニクス、燃料電池、太陽電池などの環境対応型エネルギーまで幅広い商品ラインアップを誇るパナソニックと三洋連合。世界市場で存在感をいかに高めていくか。09度は正念場の年となるのは間違いない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090109-00000015-fsi-ind
2009/01/10 燃料電池車試乗会:児童生徒ら向け、17日に日光で /栃木(毎日新聞)
日光市が導入した燃料電池車の試乗会が17日、同市安川町の日光総合会館で開かれる。
小中学校の市理科研究展覧会(16〜18日)に合わせたイベントで、来場の保護者と児童生徒向け。午前10時〜同11時半、午後1時半〜午後3時の2回で、約80人を予定し、希望者多数の場合は申し込み順となる。
燃料電池車は日産の「エクストレイルFCV」。燃料である水素と、空気中の酸素を反応させて発電し、モーターを駆動させるクリーンカー。
会場入り口で受け付ける。問い合わせは市教委学校教育課(電話0288・21・5167)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090110-00000110-mailo-l09
2009/01/11 必見! 2009年の流行を占う(産経新聞)
日本ファッション協会流行色情報センターによると、(1)環境意識の高まりにより、緑や青などエコロジーを感じさせる色に蛍光色など人工的な色味を加えた色(2)不況をはね返す意味で明るい色調の人気が続く中でも特に緑とピンク−が中心となりそうだ。
同協会が主催して昨年12月に行われた「オートカラーアウォード2009」の最終審査会でグランプリに選ばれたホンダ「FCX クラリティ」の外装色はスターガーネットメタリック、内装色はウォームグレー。緑や青など自然を想起させる色からさらに一歩進んだ次世代エコカラーを開発し、燃料電池自動車に採用したことが高く評価された。
同センターの大野礼子さんは「環境問題への関心の高さは今年も続く。新しい時代のエコをイメージさせる色が主流になりそう」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000508-san-soci
2009/01/11 <バイオ燃料>日本でも着々実用化 食用でない原料で(毎日新聞)
バイオ燃料とは、生物から作られたエネルギー原料を指す。現在世界的に著しく利用が進んでいるのが、トウモロコシやサトウキビなどの実や茎を発酵させて作るバイオエタノールだ。このほか生ごみや下水の汚泥、家畜のふん尿などをメタン発酵させてガスを作るやり方や、木材を熱でガスに変えるやり方などがある。バイオエタノールはこのままの状態で使われたり、ガソリンと混ぜ合わせたものが利用されたりしている。ガソリンの代わりに自動車などのエンジンを動かすエネルギーとして注目されている。バイオ燃料を燃やして熱に変えて利用したり、燃料電池などを使って発電したりすることもできる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000006-maiall-soci
※写真あり
2009/01/11 【ドラマ・企業攻防】石油元売り業界 生き残りかけ再編(産経新聞)
ガソリン市場の縮小を見越して「総合エネルギー企業」への転換を掲げ太陽電池や燃料電池に力を入れている新日石にとって、新日鉱HDの持つポリシリコン事業は垂涎(すいぜん)の的だった。
新日石は三洋電機と燃料電池事業で新会社を設立し、太陽電池事業でも提携している。これに新日鉱HDの素材分野が加われば、「太陽電池で上流から下流まで一貫した事業展開が可能になる。シナジー(相乗)効果は非常に大きい」(渡文明会長)と期待を寄せる。
実は新日石はパナソニックが傘下に収めた三洋電機の買収も検討していた。同社首脳は「(買収額が)もう少し安かったら、三洋電機を買っていただろう」と打ち明ける。結局、断念したが、太陽電池にかける思いはそこまで強い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000525-san-ind
※写真あり
2009/01/11 【デトロイトモーターショー09】メルセデスのEV/FCVコンセプト「BlueZERO」(レスポンス)
メルセデスベンツが10日のメディアレセプションで、1つのプラットフォームで電気・燃料電池双方のパワートレインを搭載できるEV(電気自動車)/FCV(燃料電池車)コンセプトカー『BlueZERO』を発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000017-rps-ind
※写真あり
■海外ニュース
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<定置用電源>
●カリフォルニア大学サンディエゴ校、燃料電池の設置を計画(2008/12/15)
カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San;UCSD)は2009年の終わり頃に、フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy)の2.8MW級燃料電池を設置することを計画している。電気料金が最も高い時に、夜間に発電して貯蔵して翌日の最大電力需要の間にこのエネルギーを使うのである。
燃料電池の電気出力は1回の操作で、学校の電力網に電力を供給するために1日20時間使われる予定だ。残りの4時間は、バッテリーを充電したり、空気を圧搾したり、他のエネルギー貯蔵技術に用いたりされる。
さらに大学は、燃料電池が排出する熱を獲得して、それを大学の建物を冷やすための冷却能力320トンのための連続した動力源として使う予定である。この計画は、州の電力網における最大電力需要を下げようとしているカリフォルニア公益事業委員会(California Public Utility Commission)の評価認定(measure approval)に基づいた340万ドルの報奨金(financial incentives)の資格がある。
http://ucsdnews.ucsd.edu/newsrel/science/12-08FuelCellProject.asp
※写真あり↑
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素先端世界フォーラム2009【再掲】
「世界企業の燃料電池自動車戦略、水素研究の最新報告」
◇日 時 2月4日(水)〜5日(木)
◇場 所 2月4日:ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町)
2月5日:九州大学 伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
◇参 加 無料(レセプション参加費5,000円・希望者のみ)
◇講演内容
http://www.suiso-sentan.org/jp/pro.html
◇申込方法(1月23日(金)締切)
http://www.suiso-sentan.org/jp/reg.html
◇主 催
独立行政法人 産業技術総合研究所
福岡水素エネルギー戦略会議
福岡県
国立大学法人 九州大学
◇問い合わせ先
フォーラム事務局/(株)ICSコンベンションデザイン九州支局
TEL:092-751-3244、FAX:092-751-3250
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■燃料電池ワールド
□毎週日曜日発行
□編集・発行:燃料電池NPO法人PEM−DREAM
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