燃料電池ワールド (2003/07/16 17:40)

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□燃料電池ワールド
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■Vol.102 2003/07/16発行

                   ◆燃料電池NPO法人PEM−DREAM

                        ◇http://www.pem-dream.com/

■お知らせ
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☆9日〜14日まで、メールの受信ができませんでした

 9日に『燃料電池パワー』創刊号を11枚の画像データを含めて読者に送信したところ、データが重すぎてサーバーが一杯になり、受信できなくなりました。ちょっと気合いを入れすぎた初歩的なミスでした。14日にサーバーのデータを消去してメールは回復しましたが、同時にこの間の受信メールを受け取ることもできなくなってしまいました。7月市民講座の申し込みや100円キットの資料請求、『燃料電池パワー』に関することなど、9日〜15日の間にPEM−DREAMにメールを送られた方はお手数でも再度メールを送ってくださるようお願いたします。

☆『燃料電池パワー』Vol.2 の内容
【今週の燃料電池関連画像】 
・燃料電池自動車のフロント。燃料電池自動車は熱を逃がすためにフロントの口が大きいのが特徴で、それ以外のボディは普通車と同じである。(トヨタ、ホンダ、日産、ダイハツ、ダイムラークライスラー、GMの各社)
【沼崎英夫/技術レポート】
◇自動車技術春季大会 FC関係の展示と6論文の発表〈2〉
【山本寛ウォッチング/燃料電池と常温核融合】       
◇その1:イントロ〈2〉
※このメールマガジンは、より専門的な情報をPEM−DREAM会員に提供しています。
サンプルは、http://www.pem-dream.com/conts.html

☆「遊んで作る燃料電池100円実験キット」と材料提供(再掲)

 日本中、どこでも誰でも、手軽に、安全に、安上がりに燃料電池の原理を実験できる「遊んで作る燃料電池100円実験キット」。このキットの材料と製作ストーリーを書いた資料をメールで無料で差し上げています。ご希望の方は、
info@pem-dream.com までお申し込み下さい。

 また、すでに資料を請求された方から、材料として使うLEDと電線が入手しにくいので対応できないかとの相談がありました。そこで、私たちが常備している中から、希望する方に提供することにしました。

 内容は、LED3個と電線20cmくらいを2本です。ご希望の方は、切手200円分(郵送料含む)を事務局までお送り下さい。折り返し郵送します。
・宛先 〒198−0032 東京都野上町4−3−4ベルドール河辺201
    燃料電池NPO法人PEM−DREAM

■PEM−DREAMイベント
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☆7月の燃料電池市民講座(再掲)
「『燃料電池パワー』創刊を記念して――燃料電池海外トピックス」ゲスト=沼崎英夫氏(ソーラーシステム研究所)「2003水素・燃料電池国際会議、トレードショーにみる北米の燃料電池産業とアメリカ・カナダ政府の動向」
    山本寛氏(技術ジャーナリスト)

 今回のゲストは市民講座で初めての2人となった。2人とも9日から創刊する『燃料電池パワー』の執筆者である。沼崎氏は『燃料電池ワールド』の「燃料電池マイレポート」にしばしば登場して、技術レポートを提供してくださっている。山本氏は著書『水素経済革命』で、昨年市民講座のゲストを勤めていただいた。今回の市民講座では、ともに海外の最新情報を伝えていただく。
○日 時 7月26日(土)午後2時から
○場 所 岩谷産業株式会社本社会議室(新橋駅から徒歩約10分、地図をお送りします)
○参加費 2000円(PEM−DREAM会員は無料)
○申し込み方法 メールまたはFAXにて、「7月の燃料電池市民講座」と明記の上、氏名、連絡先、電話番号をご記入の上、お送り下さい。
 メール info@pem-dream.com 
※PEM−DREAM会員は、この市民講座の生録CDと配付資料および『燃料電池パワー』を入手できます。ご希望の方はぜひご入会ください。
入会案内 http://www.pem-dream.com/conts.html

■燃料電池関連イベント
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☆雑誌『OHM』7月号で燃料電池を特集

 株式会社オーム社が発行している技術総合誌『OHM』7月号が、33ページを使って燃料電池を特集している。特集テーマは「ここまで来た固体高分子形燃料電池」。以下、論文タイトルと執筆者を紹介する。
・「固体高分子電解質形燃料電池の技術動向」太田健一郎、石原顕光(横浜国立大学)
・「自動車用燃料電池の技術動向」渡辺正五(日本自動車研究所)
・「家庭用燃料電池の技術動向」山口竜一(日本ガス協会)
・「ポータブル型燃料電池の技術動向」野村栄一(ユアサコーポレーション)
・「マイクロ燃料電池の技術動向」安田和朗(産業技術総合研究所)
・「燃料電池を取り巻く法規制の現状と今後」燃料電池実用化推進協議会
・「燃料電池評価システムを開発」東陽テクニカ

■PEM−DREAMニュース
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☆「ベルト伝動技術懇話会企画委員会主催第10回講演会」報告

 7月11日に標記の講演会が開催された。総勢70名強の参加者で、場所は京都だった。当日の朝、東京は梅雨模様の曇り空が涼しい気温をもたらしていたが、京都に着くとかなり暑くてずいぶん違うものだなと思った。

 キャンパスプラザ京都の建物は京都駅の前にあり、大学生のためにいろいろなサービスを提供している。1階のロビーにはパソコンがゆったりと置いてあり、空いていれば社会人でも使わせてくれるそうだ。図書館や視聴覚室、多目的に使えそうな会議室やセミナールームなどが各階に用意され、講演会の会場となった第2講義室は100名くらい入れる大学の教室風の部屋だった。ここが半日1万5000円という手頃な使用料なのには驚いた。どなたかが「京都は学生の街ですから」と教えてくれた。

 「企画委員会では、今後この燃料電池自動車が主流になった場合、伝動ベルトは使われるのか?といった疑問が議論になりましたが、よく考えると我々は燃料電池に関して余り多くの情報を持っていないことに気がつきました。伝動ベルトが使われるかを議論する前に燃料電池に関してもっと勉強すべきだということで」今回の講演会が企画されたが、講師の一人を勤めた私にも勉強する機会となった。

 当日の講演は以下の通りだった。
「燃料電池ワールドーその広がりと社会に与えるインパクト」
  燃料電池 NPO法人PEM−DREM 坂本一郎氏
「大阪ガスにおける家庭用PEFCコージェネレーションシステムの開発」
  大阪ガス(株)家庭用コージェネレーション部 山崎修氏 
「燃料電池自動車と水素ステーションの現状について」
  岩谷産業(株) 産業ガス・溶材本部ガス技術部 建元章氏
「燃料電池自動車の動向とダイハツの取り組みについて」
  ダイハツ工業(株)E・HV開発部 北村晏一氏

 大阪ガス、岩谷産業、ダイハツ工業の各社の講演は、ビジネスとして取り組んでいる燃料電池開発の最先端情報を詳細に話されたもので、具体的であるが故の迫力があった。前座を勤めるPEM−DREAMとしては、燃料電池の基本的な知識をできるだけビジュアルな内容で伝えようと考えた。特に、初歩的な疑問として自分でもなかなか理解できなかった燃料電池と化学電池の違いについての説明を試みたので、その部分についてここで報告してみたいと思う。

 燃料電池という訳語について、これは誤訳ではないのかという疑問について考えた。結論からいうと、誤訳ではないが適切でもない、ということになる。燃料電池は歴史的に見ると、化学電池(以下「電池」という)の研究から考案・開発されてきた。その点で、電池は燃料電池の親に当たるという意味では誤訳ではないといえる。だが燃料電池は電池の正当な嫡子ではないという意味で、電池というのは適切ではなく、誤解や混乱を生じることがある。その違いはどこにあるのだろうか。

 まず、共通点について、つまり両方とも電池であるという部分について、次のように整理してみた。
1.2つの電極と電解質から構成されていて、この部分(電池)は一体となっている。2.機械的運動はともになく、化学的反応である。
3.イオンと電子の移動がある。

 次に、違いであるが、この部分が電気を放電する電池と電気を発電する燃料電池の仕組みの違いとなっている。
1.電極と燃料は、電池の場合には同じ物質が両方を兼ねていて一体であるが、燃料電池ではそれぞれ違う物質であり、別々に分離している。
2.それ故に燃料は、電池では電池の内部にあるが、燃料電池では電池の外部にある。3.電池は燃料の化学反応が終われば放電することができなくなり、寿命となるが、燃料電池は燃料を供給しさえすれば発電するので、その意味で寿命はないといえる。その代わり、燃料がなければただの箱である。

 特に3のことから、燃料電池は発電機であるという表現がしばしばなされている。しかし、それも問題ありではないかと思う。いわゆる発電機は、磁界とコイルの相互の回転運動によって電気を発生するもので、機械エネルギーを利用した物理的なものである。火力や原子力の発電所は、蒸気によってこの物理的な運動を行っていて、その蒸気を作るために前段で熱エネルギーを使っている。これが低効率となる原因である。つまり発電機は物理的な仕組みなのであって、ここが化学的な仕組みを使う燃料電池と違っている。そして、効率の違いもこの仕組みの違いから生じている。

 同様にエネルギー変換装置というのも、この違いが不明確である。ということで、いろいろな本の表現を参考にして私は、「燃料電池は、燃料の燃焼(酸素と化合する)エネルギーを直接、連続的に電気エネルギーに変換する装置」と表現したが、これもわかりにくい表現だ。説明無しにはとても理解してもらえそうにない。端的に化学発電機という表現も考えたが、ハズレの臭いがするので止めた。

 また、水の電気分解を引き合いに出して説明しているのをよく見かけるが、これも分かったような気にさせるが実際は分かりにくい。水素と酸素が反応してというのも全体としての化学反応を表しているので、化学の基礎知識を忘れてしまった私にはもう一度勉強せざるを得ない表現だった。燃料電池の発電の仕組みという点からは、例えばPEM型の場合は水素が陽子と電子に別れて発電した後に、水素と酸素が反応して水ができると理解しているので、水ができるときに発電するという言い方は誤解を与えるのではないかと思えてならない。

 何だか袋小路を行きつ戻りつしているような報告になってしまったが、説明したのは共通点と違う点についてだけであり、上記3節は自分の疑問を読者の皆さんに投げかけたくて書いたものなので、ご指摘をいただければとてもうれしい。

 この講演会の後にもう一度、中野中央ロータリークラブの例会で話をする機会があった。同じ内容を話したので慣れのせいか少しスムーズに話せたが、燃料電池を分かりやすく話すこととは別のことである。燃料電池は一般には新しい言葉なので、その概念なりイメージが定着するまではさまざまな角度からの説明が必要なのだろう。中学や高校では燃料電池を授業で取り上げているところも増えてきているようなので、授業ではどのように話をされているのか、生徒の反応はどうなのか、とても関心があるところだ。

■燃料電池GOODS
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【ご注文はメール info@pem-dream.com でどうぞ】
☆パソコンで聞く生録CD『カナダ燃料電池2003』を発売(再掲)

 PEM−DREAMが3月に行ったカナダ燃料電池業界視察の記録のCD−ROMです。訪問先のプレゼンテーションと質疑応答の生録音をデータにして、日本語テキストと、撮影を許可された写真を収録しています。訪問先(録音時間)は以下の5カ所です。
・フュエルセル・カナダ(約105分):国立の非営利団体。カナダの全般的な状況を知ることができる。
・パワーテック・ラボ社(約70分):天然ガスと水素をブレンドする話や水素ステーション計画などを知ることができる。
・マグパワー・システムズ社(約130分):「マグネシウム/空気燃料電池」と水素インヒビター技術について、詳細な説明がなされた。
・パルキャン社(約80分):プレゼンはなく、質疑応答のみ。自転車や車椅子、それらの中国での生産計画など、カナダ発燃料電池製品のひとつのモデルである。
・グリーンライト社(約110分):燃料電池試験装置製造会社として燃料電池の評価事業に特化している。
○価格 それぞれ1カ所につきCD−ROM3枚組 8000円(税・送料込み。PEM−DREAM会員は5000円)
○付録として、バラード社の本社・工場の外観と燃料電池バス「シターロ」の写真、視察旅行に参加された沼崎英夫氏の視察レポートを添付します。全ての写真は著作権フリーです。
○ご注文の際は、ご希望の企業・団体名、およびお使いのパソコンの種類(Windows/Mac)をご記入ください。

☆『水素経済革命』(山本寛著、新泉社)(再掲)

 定価1400円(税、送料別)のところ、税、送料込みで1500円(PEM−DREAM会員は1割引))で提供します。ご注文は、郵送先と冊数をお書きの上お申し込みください。

☆「燃料電池+ミニカー」組み立てセット〔再掲)

 資源エネルギー庁のエネルギー教育用教材キットに取り上げられたセットです。自分で組み立てた燃料電池をミニカーにセットして、水素を供給して走らせることができ、直線で20メートルくらい走ります。燃料電池単独でも使えます。NPO特別価格15000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引))です。写真は
http://www.pem-dream.com/kit.html でご覧ください。
※激走―そして激突!? 燃料電池ミニカーの23秒ビデオ 鳥取県の信原一郎さんが、ミニカーの激走ぶりをビデオで撮影してくださいました。
http://www.pem-dream.com/move.html

☆「ソーラー+燃料電池」学習キット(再掲)

 太陽光発電、水素の製造、燃料電池について、中学から高校生程度の物理と化学の基礎知識を学びながら、30種類の実験を進めるキットです。再生可能な循環型エネルギーの仕組みを理解するのに最適です。

 100頁の英文テキストと和訳テキストつき。販売価格24000円(税、送料別)のところ、NPO特別価格23000円(税、送料込み。PEM−DREAM会員は1割引)で提供します。写真は http://www.pem-dream.com/kit02.html でご覧ください。

■WEB LINK NEWS
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03/07/09 燃料電池商用車が登場 GMと米運輸大手(共同通信)

 世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)が開発した燃料電池車を米運輸大手フェデラル・エクスプレスが配送車として使用。江東区の同社有明営業所をスタート、近くのホテルなどへ荷物を運搬。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030709-00000077-kyodo-bus_all

03/07/09 太陽光や生ごみから発電 愛知万博で、世界初の試験(共同通信)

 新システムは万博の食堂から出た生ごみや、樹木を伐採した際に出る木材チップからメタンガスや水素を取り出し、燃料電池を作動させる。太陽光発電は会場の歩道の屋根に設置した太陽電池を使用。余った電力はナトリウム硫黄電池に貯蔵する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030709-00000160-kyodo-bus_all

03/07/10 「株式」NEC トーキン(6759)−個別銘柄ショート・コメント(フィスコ)
*13:55<6759.>NEC トーキン539+10
プラスに転じる。NEC は、長時間連続稼働できるパソコン用の燃料電池の電極などに使うナノテクノロジーを使った新素材、カーボンナノホーンの量産技術を確立したと報じられている。実際の量産はグループ会社で電池事業を手掛ける同社との見方もあるようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000023-fis-biz

03/07/10 燃料電池の水素漏れを検知するには(WIRED)

 水素ガス検知器メーカー、米シンケラ・テクノロジーズ社の上級エンジニア、クレイトン・コステレッキー氏は次のように述べている。「工業分野の企業は水素センサーに数百ドル支出することもいとわないのに、自動車メーカーとなると数ドルしか支払いたがらない。自動車業界で何か作ろうとすると、いつも最後は費用が問題になる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000006-wir-sci

03/07/10 デジタルTV受信の携帯 NEC、先進性をアピール(共同通信)

 試作機はテレビ受信に必要なアンテナやチューナー、LSI(高密度集積回路)を小型化し、外見は従来の携帯電話とほぼ同じサイズを実現した。ただ、テレビの連続受信時間が1時間余りと限られ「燃料電池など次世代技術の導入が不可欠で商用化にはまだ数年かかる」(田村義晴NECモバイルターミナル事業部長)ともいう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000184-kyodo-bus_all

03/07/10 燃料電池で積極提携へ ホンダ新社長(共同通信)

 今後の業界再編に対して福井社長は「(資本にかかわる合併などの再編は)考えていない」と否定的な考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000224-kyodo-soci

03/07/10 リチウム系窒素化合物を開発 水素の貯蔵3倍、低温で放出可能−−広島大 /広島(毎日新聞)

 広大チームは既に、三菱重工などと実用化に向けて共同研究を始めている。藤井教授は「熱力学的考察からは、100度以下で水素の吸蔵・放出が可能だ」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000007-mai-l34

03/07/11 <エネルギー基本計画>原発、引き続き推進 安全確保前提に(毎日新聞)

 同計画は基本方針として、(1)エネルギー安定供給(2)環境への適合(3)市場原理の活用――の3点を列挙。安定供給を確保するため、石油などの輸入エネルギーの供給地域の多角化、燃料電池など新エネルギー開発によるエネルギー源の多様化、石油などの備蓄確保、省エネルギーによる消費抑制の方向を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000208-mai-bus_all

03/07/11 <民主党>「高速道路無料化」原案 マニフェストの目玉に(毎日新聞)

 債務本体の返済は道路特定財源を一般財源化して充てるほか、揮発油税の増税などで賄う。増税分は公団の債務返済のほか、低公害車や燃料電池の開発支援に充てる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000209-mai-pol

03/07/11 燃料電池車、岩谷産業にリース販売=民間企業向けで初−ホンダ(時事通信)
*ホンダは10日、昨年12月からリース販売を始めた燃料電池車「FCX」を、今月15日に岩谷産業に1台納車すると発表した。リース料は月額80万円。同社は既に、国内で内閣府と環境省に1台ずつ、米国でロサンゼルス市に3台を納めているが、民間企業へのリースは初めて。ロサンゼルス市に対しては、9月までにさらに2台を追加納入する予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000501-jij-biz

03/07/11 米のCO2、1・5倍にも 対策進んでも2035年に(共同通信)

 同センターは、米国のエネルギー価格の変化や人口増加、燃料電池の普及率などをもとに、エネルギー消費量を計算するコンピューターソフトを開発。「石油や石炭の価格が安い状態が長く続く場合」や「燃料電池などの技術開発が大幅に進んだ場合」などのシナリオごとに、35年までのCO2排出量を推定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000172-kyodo-soci

03/07/14 14日YUASAと日本電池が反発、経営統合を評価(ラジオたんぱ)

 自動車用バッテリーなど鉛畜電池大手のYUASAが反発し、一時前週末比10円高の215円まで上昇。日本電池も一時16円高の212円と急伸。両社は11日、来年4月をメドに共同持ち株会社を設立し経営統合すると発表した。「世界的に販売価格が下落する一方で、燃料電池などの新技術開発の競争も激化する中、経営統合により国際競争力が高まるとの期待感から買い物が優勢になった」(市場筋)という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030714-00000212-rtp-biz

03/07/15 コロナ、家庭用燃料電池開発を強化−新エネ研究センター建設(日刊工業新聞)

 センターには主に燃料電池の評価装置をはじめ、触媒評価装置、ガスクロマトグラフなど燃料電池の開発に必要な各種試験設備を導入する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030715-00000018-nkn-ind

03/07/15 「株式」近畿車輛(7122)−個別銘柄ショート・コメント(フィスコ)*14:53<7122.>近畿車輛306+6
燃料電池などのクリーンエネルギーを利用した鉄道車両の研究・開発に着手したと報じられ動意付く格好に。5/21の年初来高値327円が射程圏に入ってきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030715-00000031-fis-biz

■海外ニュース(7月ー1)
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<輸送>
●現代とUTCが全天候型の燃料電池自動車開発で提携

 現代自動車とUTCフュエルセルズ社は、寒冷状況でも作動する新しい自動車用燃料電池発電プラントの開発で提携する契約に署名した。この契約で、現代とUTCフュエルセルズ社は寒冷地仕様の燃料電池プラントを共同開発し、現代のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)車に搭載される。現代は2004年に、フリート走行を対象にリースできる燃料電池車を生産する計画である。
http://www.utcfuelcells.com/news/archive/062603.shtml

<定置用電源>
●現代とUTCが全天候型の燃料電池自動車開発で提携

 現代自動車とUTCフュエルセルズ社は、寒冷状況でも作動する新しい自動車用燃料電池発電プラントの開発で提携する契約に署名した。この契約で、現代とUTCフュエルセルズ社は寒冷地仕様の燃料電池プラントを共同開発し、現代のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)車に搭載される。現代は2004年に、フリート走行を対象にリースできる燃料電池車を生産する計画である。
http://www.utcfuelcells.com/news/archive/062603.shtml

<ポータブル・バックアップ電源>
●NECがメタノール燃料電池で作動するノートパソコンを実証

 NECは、充電式バッテリーに代わって燃料電池で作動するノートパソコンを公開し、来年には発売するだろうと言明した。NECは、一つのカートリッジに入ったメタノール燃料で5時間連続して動かすことができる燃料電池システムを最初にコンピュータに導入することを計画している。また、40時間継続して動くパソコンを2年以内に作ることも計画している。
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20030630/ap_on_hi_te/fuel_cell_laptop_1

●MHIが超小型燃料電池を開発

 三菱重工業株式会社(MHI)は、世界で最も小型といわれる燃料電池を開発した。セルは、従来システムの約半分のサイズの100×60×30?で、1kWの発電能力がある。
http://www.japantoday.com/e/?content=news&cat=4&id=261833

●ボーラー・エナジーがパルキャンのPC−150燃料電池スタックを使用

 ボーラー・エナジー社は、同社のVE100ポータブル燃料電池システムの電源にパルキャン社のPC−150燃料電池スタックを選んだ。この新しいボーラー・エナジー社の手持ち式の製品「VE100」は、サイズと重量が大体ノートパソコンかポータブル・タイプライターくらいで、直流、交流の両方を出力できる。VE100はまた、直流13.8ボルトのシガレット・ライターや自動車用のソケットを持っており、携帯電話やノートパソコン、あるいは自動車のバッテリーの充電にも使える。
http://www.palcan.com/s/NewsReleases.asp?ReportID=63133&_Title=Voller-Energy-to-use-Palcan-PC-150-fuel-cell-stack

<燃料・改質器・貯蔵>
●昭和シェルが東京で最初の液体水素ステーションを開設

 昭和シェル石油株式会社は水素供給ステーション導入計画の元で、東京で初めての液体水素供給ステーションを開設した。このステーションは、経済産業省が推進している「水素・燃料電池実証プロジェクト」(JHFC)の一環で、同プロジェクトは首都圏で5つの水素供給ステーションを建設する。
http://www.shell.com/home/Framework?siteId=media-en&FC1=&FC2=&FC3=%2Fmedia-en%2Fhtml%2Fiwgen%2Fnews_and_library%2Fpress_releases%2F2003%2Fshowa_shell_liquid_hydro_station_18062003.html&FC4=&FC5=
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■燃料電池ワールド
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