私は、不十分な形で「伝え」ようとするのだ。ましてや「伝わる状態」になどしていない。「伝わらなかった」場合に責を負うべきとは思わないが、その後ろめたさは常に感じておくように。
畑村 洋太郎 : 組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書, 2006) p.53.畑村 洋太郎 : 組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書, 2006) p.114.伝える側が最も力を注ぐべきことは、伝える側の立場で考えた「伝える方法」を充実させることではありません。本当に大切なのは、伝えられる相手の側の立場で考えた「伝わる状態」をいかにつくるかなのです。
自分たちはきちんと形通りに伝えたのだから、あとは伝わらない相手の方が悪いと思いがちですが、これは大きな間違いです。
※引用部太字は畑村氏による。
2007/ 7/29
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