あたしはー、えっと、失語症っていう患者さんを対象にして、その、えっと失語症患者さんっていう、失語症患者さんが、えっとよく、何か、たまごをたまでとかー、りんごをりんで、あー、えーっと、りごんとかー、だから言葉の順序を入れ替えたり、とか、違う音に変えてゆってしまったりするようなしょ、言語症状が出ることがあるんですねー。
だから、それをちょっとみ、見てー、データを取って、えーと、音の分析とかしながら、一応何か訓練に、何かまちがいやすい音とか何か規則性があれば、それをどこか強化したりとかして訓練、うんー、なん、効率のいい訓練って言ったら変ですけどー、やっぱ訓練の、するときの指標になるようなものができないかなーと思って。
会話コーパスを用いた会話システムの高度化研究目的のために使用している 名大会話コーパスのデータです。
藤村逸子・大曽美恵子・大島ディヴィッド義和、2011「会話コーパスの構築によるコミュニケーション研究」藤村逸子、滝沢直宏編『言語研究の技法:データの収集と分析』p. 43-72、ひつじ書房