うーん、うーん。
そうだねー。
うん、別に、怒らないわけじゃないんだけどね。
たまには怒るんだけど。
でも、まあ、基本的に、その、うちの姉のだんなの教育方針っていうのが、こう、むやみやたらとね、怒るのはよくないと思って、なるべく怒らないで、わかるように説明して、こう、なんか、悪いことをさせないようにするっていうのにしたいんだって。
だから、驚くほど怒らないのね。
で、うちの姉もさー、まあ、うん、それに従って、なるべく怒らないようにしてるわけよ。
だからさ、私なんかが見ててさ、あ、ここは怒ってもいいのになとかって思うところも、全然怒らないで、こう、諭すように言ってるわけよ。
もしかしたら、その、怒らないっていうので、わがままになっちゃったっていう部分はあるのかもしれないけどね。
会話コーパスを用いた会話システムの高度化研究目的のために使用している 名大会話コーパスのデータです。
藤村逸子・大曽美恵子・大島ディヴィッド義和、2011「会話コーパスの構築によるコミュニケーション研究」藤村逸子、滝沢直宏編『言語研究の技法:データの収集と分析』p. 43-72、ひつじ書房