あ、また一年って何にもしなかったの、ほんとに。
で、今の状態で、やっぱり無理だわとか言い出して、もう私あったまきちゃってさー、何が無理とか言って、あんた何、自分で首締めといて何言ってんのとか思って。
何でそれ、別れるってどういうことってそっちの話に切り替わっちゃってね、そうそう、自分のこととしてね、おどしにならないと思って、ずっと最後の言葉を止めてたんだ。
この前その電話で、もうほんとにさ、もう情けない人っていうのがわかったし、どうしょうもないっていうのがわかったし、だめ人間っていうのがわかって、それを突き抜けて、もうほんとあきれちゃって、もうねえ、見捨てるからっていうメールをね、長々と打ったの。
今までどうもみたいな。
会話コーパスを用いた会話システムの高度化研究目的のために使用している 名大会話コーパスのデータです。
藤村逸子・大曽美恵子・大島ディヴィッド義和、2011「会話コーパスの構築によるコミュニケーション研究」藤村逸子、滝沢直宏編『言語研究の技法:データの収集と分析』p. 43-72、ひつじ書房