それも思ったけど、でもねー、何かその、最初のクラス分けのときに、わたしーは上級の上のクラスを持ってたんだけど、その、1個下のレベルにぴったり合う子供だったわけよ。
それでもー、もう1個、自分がすごい、自分はすごいできると思っててー、確かにある程度できるんだけど上の上までは行かないっていうとこだったから、いや、そこにいた方がいいよってみんな言ってたんだけどー、いや、チャレンジしたいんだって言うから、ああ、じゃ、そんなに気合入ってんなら上来てもいいよって入れた子で。
だから成績悪くてもしかたないっていうか、それなりに何ていうかなー、トップの成績取れなくっても誉められるクラスにいたから、私ん中ではそんな大事件だと思ってなかった。
まあ、下から来たんだからこんなもんじゃんっていう。
ほかの子がね、その、そのトップのトップに、ほかの子が、ほんとにできる子だったから、すごい流暢な子ばっかりだったから。
それに比べたら落ちるのは、何ていうか、目に見えてわかるっていう感じだったから。
私にとってはそれはフェアにつけてたと思うから、文句言われても平気って思ってて。
うん。
何でも言ってとかいって思ってたんだけど。
それはね、そういうルールがあったから。
うん。
そうなん。
びっくりしたけどね。
ええっとか、電話かけてくるんだ。
うん。
でもかなりねー、そういう話聞いてるとその子供も何ていうか、親に、期待されるままに頑張ってるって感じだったからー。
それでもってプレッシャーで泣いちゃったかなーとか、そういうのも思ったけど。
うん。
いや、でも何かそういうのもいろいろあって、すごい何かそれは勉強になった、ほんとに。
大変だったけどさー。
行ってるどころじゃないから。
会話コーパスを用いた会話システムの高度化研究目的のために使用している 名大会話コーパスのデータです。
藤村逸子・大曽美恵子・大島ディヴィッド義和、2011「会話コーパスの構築によるコミュニケーション研究」藤村逸子、滝沢直宏編『言語研究の技法:データの収集と分析』p. 43-72、ひつじ書房