いや、努力もそうだけど、でもさ、努力したってさ、プロになれる人はさ、一握りなわけでしょ。
それで生きていけるっていうのはさ、それなりの才能があるわけじゃんね。
努力する才能もいるわけでしょ。
それがあるってことはさ、もう、その人はそれだけで生きていけるじゃん。
ほかが何もできなかったとしてもね。
ま、それは言いすぎかもしれんけど。
だから、その身、体ひとつで生きていける彼らと、そういうモデルとかね、その自分の表れていることだけで生きていける人っていうのは、もう、あ、それはすごいなと思うね。
うん、理想はそれだよね。
みんなのね。
でもみんなそれにはなれないから、いろいろこう頑張って、こう、ごまかしながらやってくんだなっていうね、私の至った結論。
会話コーパスを用いた会話システムの高度化研究目的のために使用している 名大会話コーパスのデータです。
藤村逸子・大曽美恵子・大島ディヴィッド義和、2011「会話コーパスの構築によるコミュニケーション研究」藤村逸子、滝沢直宏編『言語研究の技法:データの収集と分析』p. 43-72、ひつじ書房