無窮ナレッジ

▼文章効用不済世

文章効用不済世

  文章の効用 世を済わず(すくわず)
何異絲※綴露珠 ※「穴」かんむりに「果」

  何ぞ糸※(しか)の露珠を綴るに異ならん

文学やっててぼくみたいに経世在民に効用をもたらせねば、
クモの巣に露の真珠をならべたのとどうちがうのだろう

    ――「戯呈孔毅父」 黄庭堅 (宋の詩人) 1087年の作

    荒井 健=注 : 黄庭堅 中國詩人選集二集〈第7巻〉 (岩波書店, 1963) p.87, 89.
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