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在庫管理
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コストが最小になる発注量 Q のことである。コストは、在庫コストと発注コスト
の和であり、それぞれ次式で表される。
在庫コスト = hQ/2
発注コスト = AD/Q
但し、
h: 一期間の在庫保管コスト
A: 一回の発注費用
D: 一年のトータル需要量
数理的在庫管理モデルの主な決定変数は、発注時期(P)、発注量(Q)、発注点(s)、
補充水準(S)である。
モデルは以下の3つに大別される。
(1) 定期発注方式
発注時期(P)が一定で、発注時期に手元の在庫量を調べ、在庫量が補充水準(S)
になるように発注する。
(2) 定量発注方式
発注量(Q)が一定で、手元の在庫量が発注点(s)以下になった時点で注文する。
簡便法として、2ビン(ダブルビン)方式がある。
(3) (s,S)方式
発注時期(P)、発注量(Q)ともに変化し、在庫水準が発注点(s)以下ならば発注する。
需要変動への即応性に関しては、(s,S)方式が最も優れる。定期発注方式では、
需要が増加するときは対応できるが、減少するときは在庫量が多くなる。
定量発注方式は需要変動に弱い。
逆に費用面では、運用にかかるコストが
(2ビン方式 <) 定量発注方式 < 定期発注方式 < (s,S)方式
となるため、定量発注方式がもっとも優れる。
東京工業大学 曹徳弼氏による
http://www.me.titech.ac.jp/~cdb/class/ug2.ppt
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