フランシス・ベーコン=著, 渡辺 義雄=訳「ベーコン随想集」

     

評価・状態: 得られるものがあった本★★☆



購入: 2012/ 8/ 9
読了: 2012/10/12 [2+]

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全 5 件

弁論家の第一の資格

記事ページ 発行: 2012年08月26日

フランシス・ベーコン=著, 渡辺 義雄=訳 : ベーコン随想集 (岩谷文庫, 1983) p.59.

デモステネスは「弁論家の第一の資格は何であるか」と問われ、「身ぶり」と答えた。「その次は何であるか」、「身ぶり」。「そのまた次は何であるか」、「身ぶり」。



 

一日の瞑想より一時間の対話

記事ページ 発行: 2012年10月27日

フランシス・ベーコン=著, 渡辺 義雄=訳 : ベーコン随想集 (岩谷文庫, 1983) p.124.

 友情の第二の効果は、... 知性に対して健全をもたらすものであり、最上のものである。... 知性にあっては、思想の闇と混乱を白昼にするからである。またこのことは、人が友人から受ける誠意のこもった忠告についてだけだと思ってはならない。忠告を受けるようになる以前でも確かなことだが、心に多くの考えをもっている者は誰でも、それを他の人に伝えたり話したりすることによって、才知や知性が明晰になり、ほぐれてくる。そうなれば、彼は自分の思想をもっと容易に検討し、もっと整然と並べるし、言葉に言い表わす時、どのように思われるかが分かる。最後に、以前より賢くなる。しかも、一日の瞑想より一時間の対話によってそうなる。テミストクレスがペルシャ王にこう語ったのは至言である。「談話はアラス織りの布をひろげてみせるようなものです。そうすれば、想像された模様が図柄となって現われます。ところが、考えられただけでは、それらはただ包まれているようなものです (19)」。


p.287.

(19) ... 引用はプリタルコス『対比列伝』テミストクレス篇二八。



 

書物のつづく限りつづく

記事ページ 発行: 2012年10月27日

フランシス・ベーコン=著, 渡辺 義雄=訳 : ベーコン随想集 (岩谷文庫, 1983) p.16.

同書のラテン語版は(世界の共通語で書かれていますので)、書物のつづく限りつづくと考えるからです。



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