評価・状態: 得られるものがあった本★★☆
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東 浩紀氏の「一般意志2.0」を肴に。引き算と足し算記事ページ 発行: 2012年02月12日
東 浩紀 : 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル (講談社, 2011) (特に、一章 〜 一三章)は、知的ネット社会に対する私の考えを相対化することに大いに役立った。
東 浩紀 : 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル (講談社, 2011) p.192.
東氏は、ネットの集合知を熟議に対する抑止力としてのみ用いるべきだと考えている。しかし、抑止力のみによって、道が指し示されるだろうか。 ネットの集合知で引き算をしたぶん、足し算をするネットの集合知が必要ではないか。抑止力によって、八方ふさがりになった熟議に、風穴を提供できるようであるべきではないか。 この足し算・風穴は、熟議にとって導入コストが安くなければならない。熟議の作法に則った、ちゃんとした文章、あるいは熟議の事務方がちゃんとした文章を即座に製作できるような種文章が供給されねばならない。 私が目指しているのは、このような文章・種文章が生まれ、活用され、実社会を向上させる知的ネット社会である。 |
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