自由という優先事項
記事ページ 発行: 2010年12月07日
自分の自由
・周りの"空気"、規範などから、自分が非合理に拘束されていないか確認しましょう。
・当事者である他者に自分からすすんで拘束されていないか確認しましょう。感情移入に注意。
当事者に感情移入しすぎると(あるいは、無自覚に感情移入すると)、当事者の思考に拘束されてしまいます。当事者に感情移入した第三者は、当事者よりも知識・思慮が浅く、第三者よりも視野が狭い存在になりやすのです。
当事者の視点で見るのではなく、当事者の周囲の関係性を見るべきです。
他者の自由
・言論・表現の自由を尊重しましょう。
日本国憲法第21条 1. 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
日本国憲法第12条この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
・多様性を尊重しましょう。
意見は多様であるのが自然です。なぜならば、個々の人間は、完全には合理的でなく、限定された領域において合理的だからです。- 勝ちさえすればそれでよいという「勝利主義」
- 現場に判断権を与えない「集権主義」
- 「全体主義」
- 全体主義を導きやすい「精神主義」
以上の思想 (*) にとらわれると、多様性を軽んじるようになるので、注意しましょう。
* 菊澤 研宗 : 組織は合理的に失敗する (日経ビジネス人文庫, 2009) p.282.
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