G.M.ワインバーグ「ワインバーグの文章読本」

     

評価・状態: 得られるものがあった本★★☆


購入: 2008/ 5/29
読了: 2008/ 6/22

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この本からの引用、または非常に関連する記事

全 8 件

ビンゴカード効果

記事ページ 発行: 2011年02月06日

ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007) pp.211-212.

> 全員がエッセイを寄稿しなければならないとしたことで、本の完成はビンゴカードの最後の数字を探すようなものになった。簡単な数字で考えてみても、このように「ひとり残らず」といったプロジェクトが編集者を苦しめることはあきらかだ。

 AYEのプロジェクトの場合、結局、主催者全員が寄稿するという規定をゆるめたことで、この苦しみは終わった。... このビンゴカードの規定をゆるめたことで、ほかの編集者もわたしも気が楽になり、おもしろいことに、この変更ののちまもなくすべての写真、略歴、エッセイが届いた。



 

言語化し、つなぐ

記事ページ 発行: 2018年09月29日

香川 愛生 : 職業、女流棋士 (マイナビ新書, 2018) p.104.

人間はことばを通じて、線の観点で理解を試みることが多いです。




ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007) p.40.

コツは集めて集めて集めまくること。それも必要に迫られる前にだ。


小さな記憶を外部化する | 無窮の知的生産

 

マーキュリー計画のコンピュータシステムアーキテクチャーの誤りを指摘したワインバーグ氏

記事ページ 発行: 2008年07月19日

ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007) pp.9-10 には、

ジェラルド・M.ワインバーグ氏は、米NASAのマーキュリー計画のコンピュータシステムのアーキテクチャーの誤りを指摘し、代案を提示した。最終的に彼は、同計画の追跡用コンピュータシステムの設計者となった。

という内容が書かれている。

 

真の発見とは、新しい見方を獲得することである

記事ページ 発行: 2010年04月10日

真の発見とは、新しい知識を獲得することではなく、新しい見方を獲得することである。

ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007)
p.48.

>真の発見の旅は、新しい景色を求めることではなく、新しい目をもつことにある。

マルセル・プルースト


● 本田宗一郎の「見」と「観」

若松 義人 : トヨタ式「スピード問題解決 (PHPビジネス新書, 2008) p.82.

>同じものを見ても、目的が違うと見え方が違うわけだ。ものごとは、見学の見ではなく、観察の観で見ないと本質はつかめないというのが本田氏の話の趣旨であった。


● 創造、宇宙に思いもよらぬ切り子面を刻む――ホルヘ・ルイス・ボルヘスが、「ノソトロス」誌に発表した〈ウルトライスモ宣言〉の一節。

J.L.ボルヘス=著, 鼓 直=訳 : 伝奇集 (岩波文庫, 1993) p.268. 解説より引用。

>二つの美学が存在する。鏡の受動的な美学と、プリズムの能動的な美学。前者に導かれて芸術は、環境もしくは個人の精神史の客観的な模写となる。後者に導かれて芸術は、みずからを救い、世界をその道具とし、空間と時間という牢獄から遠く隔ったところで、独自のヴィジョンを創出する。これが〈ウルトラ〉の美学である。その意志は創造にある。宇宙に思いもよらぬ切り子面を刻むことにある。



関連: 
知新温故
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2815.html

 

ナタリー・ゴールドバーグ「魂の文章術―書くことから始めよう」

記事ページ 発行: 2008年06月30日


購入: 2008/ 7/10
読了: 2008/ 9/21

ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007) p.241 に参考文献としてあげられている。

 

みんな、「ノー」と言われるのがいやなんだな

記事ページ 発行: 2008年06月30日

ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007) p.217 には、G.H. Scithers, D. Schweitzer, and J.M. Ford, On Writing Science Fiction (Philadelphia: Owlswick Press, 1981), p.10 からの次の引用がある:

>編集者は人を拒絶するのではない。文字が書かれた紙切れを拒絶するのだ。

齋藤 孝, 梅田 望夫 : 私塾のすすめ (ちくま新書, 2008) p.129.
梅田氏による。

>ところが、みんな、「ノー」と言われるのがいやなんだな。というか、断られることに対して弱い。あたかも、人格を全部否定されたかのように思ってしまう。



 

負のサイクルに陥る

記事ページ 発行: 2008年07月05日

「機動戦士ガンダムSEED」PHASE 43

「お前…あたま二十日ねずみになってないか?」(カガリ)
「え?」(アスラン)
「一人でグルグル考えてたって同じ…ってことさ」


ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007) p.24.

> つまり、こうだ。アイデアの数が間違っていて悩んでいるうちに、不安になり、苦痛さえ感じる。その苦痛を減らすため、コーヒー、ビール、セックス、映画、本、睡眠、その他なんでも、ほかのことに目を向ける。こうして気晴らしをすると、短期的には苦痛から解放されるが、そのうちまた例の未完成の文章のことを思い出す。書くのを避けていただけに、よけい気分が落ち込む。もう一度書こうとするが、自分はスランプに陥ったダメなライターなのだという思考に逆戻りする。そしてまた、コーヒー、ビール、セックス等々に逃避する。
 これが中毒のサイクルであることにお気づきだろうか。



 

文章の始め方 10つ

記事ページ 発行: 2008年07月05日

ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007) pp.97-98 をもとにした。

>1. 質問から始める

>2. 「あなた」から始める
>3. 「わたし」から始める

>4. 「なぜ」、すなわち動機から始める
>5. 同じく動機から始めるが、否定的な表現にする

  4補足. 肯定的な状況をあげる。「これを常態化したい」、「これに向かいたい」というのが動機になる。
  5補足. 否定的な状況をあげる。「これを避けたい」というのが動機になる。

>6. 「〜とき」から始める
>7. 「もし」から始める

  6補足. 例: よくみられる……の場合、
  7補足. 例: 万が一な……の場合、

>8. 「誰でも」から始める
>9. 「誰も」から始める

  8補足. 例: 誰でも……する/ある。
  9補足. 例: 誰も……しない/ない。

>10. 引用から始める

 

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