ファイル2.0
記事ページ 発行: 2008年04月05日
以下、私見である。
「ファイル1.0」は、ディレクトリ(フォルダ)構造によるファイル管理であった。容れ物と所属による秩序付けであった。(例:図書分類、生物の分類など、"分類"と呼ばれるもの)
「ファイル2.0」は、リンクによる秩序付けである。ファイルそのものは並列に置かれる。(例:辞書)
「ファイル1.0」は、古典的な秩序付けであり、Windows はこれによっている。
インターネットの使用が普及し、リンクという手法が一般的になると、「ファイル1.0」が WWW において不向きであることが分ってきた。そこで、WWW のみで使用されるシステム(たとえば、Wiki)では「ファイル2.0」が採られている。
追記: BTRONの実身・仮身システムも「ファイル2.0」である。(坂村 健「TRONで変わるコンピュータ」 p.77〜)
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