「孟子」

     

評価・状態: 得られるものが秀逸・多量な本★★★



購入: 2007/10/ 2
読了: 2007/11/29 (上巻)、2007/12/15 (下巻)

四書の中で3番目に読むべきとされる。

後半がよい。

特別なことが書かれているわけではない。

そのような文章はお題目調になりがちであるが、「孟子」は例えが豊かさであり、それが文章に人間味をもたせている(読む人に浸透しやすくしている)。

要点:

  • 順位:近親者>国家>個々の民

  • "見苦しさ"のなさ・礼節を重視する。


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    この本からの引用、または非常に関連する記事

    全 2 件

    一切の文字文化が永遠に無くなる事がないといわれる蒙古の理想郷

    記事ページ 発行: 2007年12月29日

    「lain」第9話

    >一切の文字文化が永遠に無くなる事がないといわれる蒙古の理想郷。それが Xanadu である。

    書籍が伝わらないことは、過去においてはよくあった。

    小林 勝人=訳注 : 孟子 下 (岩波文庫,1972) p.445.

    武内 義雄 氏による解説「孟子について」内。

    > 唐以前にできた孟子の注釈書に、...[8つの文献名を紹介]などが数えられるが、その中現存するものはただ趙岐の章句一種だけで、他は皆亡んで伝わらない。

    現代においても、書籍が伝わらない可能性は存在する。権利にぐるぐる巻きにされた上での絶版などだ。

    関連:
    「孟子」
    http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1330.html

     

    四書を読む順番

    記事ページ 発行: 2007年06月28日

    佐藤 一斎=著 川上正光=全訳注 : 言志四録 (四) (講談社学術文庫, 1981) p.20.

    >朱子も四書についてこういっている。「まず大学を読んでその規模を定め、次に論語を読んで以ってその根本を定め、次に孟子を読んで以ってその発越を観、次に中庸を読んで古人微妙の処を求む」と。

    つまり、
    1. 大学
    2. 論語
    3. 孟子
    4. 中庸 の順。

    関連:
    「大学・中庸」
    http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1328.html

    「論語」
    http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1329.html

    「孟子」
    http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1330.html

    佐藤 一斎「言志四録」
    http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-949.html

     

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