「大学・中庸」

     

評価・状態: 得られるものがあった本★★☆



購入: 2007/ 7/21
読了: 2007/ 8/ 1(大学の部)、2007/12/20(中庸の部)

四書の中で最初に読むべきとされる「大学」と、最後に読むべきとされる「中庸」。

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四書を読む順番

記事ページ 発行: 2007年06月28日

佐藤 一斎=著 川上正光=全訳注 : 言志四録 (四) (講談社学術文庫, 1981) p.20.

>朱子も四書についてこういっている。「まず大学を読んでその規模を定め、次に論語を読んで以ってその根本を定め、次に孟子を読んで以ってその発越を観、次に中庸を読んで古人微妙の処を求む」と。

つまり、
1. 大学
2. 論語
3. 孟子
4. 中庸 の順。

関連:
「大学・中庸」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1328.html

「論語」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1329.html

「孟子」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1330.html

佐藤 一斎「言志四録」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-949.html

 

支持を得るには

記事ページ 発行: 2008年10月22日

保守的な事柄の支持を得るには、人々に、人々がその事柄の決定に対し資源を費やすべきではない、ということを教えればよい。

革命的な事柄の支持を得るには、人々に、人々がその事柄の決定にこそ資源を費やすべきだ、ということを教えればよい。

 発想の源:
 ジェームス W. ヤング=著, 今井 茂雄=訳 : アイデアのつくり方 (阪急コミュニケーションズ, 1988) pp.80-82 竹内 均氏による解説内.

> 話が少し横へそれるけれども、昔から中庸が美徳とされ、紀元前五世紀前後の聖人である釈尊も孔子もそれを力説された。中庸を中年のずるい処世術ど考えていた若いころの私には、そこのところがいまひとつ理解できなかった。中庸が美徳であるこどをはっきりと私に教えてくれたのは、くりかえし述べたデカルトの「方法序説」である。

 デカルトによれば、人々はそれぞれの人生の大目標をもっており、その実現に全力をそそいでいる。しかしその一方で、人々は日常的な生活を生きなければならない。この場合に、その日常的なことがらの一つ一つについて熟考するのは面倒なことであり、頭脳と時間の浪費でもある。こういう場合には、最も常識的で最も穏健な意見にしたがうのがよい。どうでもよいことについては中庸の道を選ぶことによって、われわれは自分自身の人生の大目標に全力を集中しえる。このように考えると、中庸はいい加減な人生を生きる中年の処世術といったものではなくて、積極的な徳目である。



関連:
「大学・中庸」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1328.html

 

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