夏目漱石 『三四郎』 「きのう私を捜しておいでだったそうですが、…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 夏目漱石 『三四郎』

現代語化

「昨日俺を探したそうだけど、何か用?」
「別に何もないよ」
「あ」
「わざわざ来たの?」
「別にそういうわけでもない」
「実はお前の親父さんが、息子がお世話になってるからって何か送ってきてくれて、ちょっとお礼を言おうと思って……」
「へー、何か送ってきたの?」
「うん、赤い魚の粕漬けだけど」
「じゃあヒメマスでしょ」

原文 (会話文抽出)

「きのう私を捜しておいでだったそうですが、何か御用ですか」
「なにじつはなんでもないですよ」
「はあ」
「それでわざわざ来てくれたんですか」
「なに、そういうわけでもありません」
「じつはお国のおっかさんがね、せがれがいろいろお世話になるからと言って、結構なものを送ってくださったから、ちょっとあなたにもお礼を言おうと思って……」
「はあ、そうですか。何か送ってきましたか」
「ええ赤い魚の粕漬なんですがね」
「じゃひめいちでしょう」


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