GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 芥川龍之介 『邪宗門』
現代語化
「摩利って言うから、摩利支天を祀る教えみたいだな」
「いや、摩利支天だったらいいんですけど、その教えの本尊は、見慣れない女菩薩の姿だっていうんです」
「では、波斯匿王の奥さんの茉利夫人のことでも言ってるみたいだね」
原文 (会話文抽出)
「何、摩利の教。それはまた珍しい教があるものじゃ。」
「摩利と申すからは、摩利支天を祭る教のようじゃな。」
「いえ、摩利支天ならよろしゅうございますが、その教の本尊は、見慣れぬ女菩薩の姿じゃと申す事でございます。」
「では、波斯匿王の妃の宮であった、茉利夫人の事でも申すと見える。」