宮沢賢治 『風の又三郎』 「兄な、いるが。兄な、来たぞ。」…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 宮沢賢治 『風の又三郎』

現代語化

「お兄ちゃん、いる?お兄ちゃん、来たよ。」
「おお、あそこか。そこにいろ。今行くぞ。」
「よく来たな。みんなも連れて来たのか。よく来た。帰りには馬を連れて行ってくれよ。今日は午後にはきっと曇る。俺はもう少し草を集めてから帰るから、お前たちはあそこの土手の中に入って遊べ。まだ牧場の馬が20頭ばかりいるからな。」
「土手から外に出ちゃダメだぞ。迷ったら危ないからな。午後になったらまた来るから。」
「うん。土手の中にいるよ。」

原文 (会話文抽出)

「兄な、いるが。兄な、来たぞ。」
「おおい。ああい。そこにいろ。今行ぐぞ。」
「善ぐ来たな。みんなも連れで来たのが。善ぐ来た。戻りに馬こ連れでてけろな。きょうあ午まがらきっと曇る。おらもう少し草集めて仕舞がらな、うなだ遊ばばあの土手の中さはいってろ。まだ牧馬の馬二十匹ばかりはいるがらな。」
「土手がら外さ出はるなよ。迷ってしまうづどあぶないがらな。午まになったらまた来るがら。」
「うん。土手の中にいるがら。」


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