丘丘十郎(海野十三) 『雪魔』 「あれから、青髪山へ行ったかい」…

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青空文庫図書カード: 丘丘十郎(海野十三) 『雪魔』

現代語化

「あれから、青髪山行ったかい」
「いや、行かないよ。行けないんだよ、彦ちゃん」
「なんでだよ」
「だって、この村では、青髪山の魔神の祟りが怖いって言って、もう誰も山に登らせなくなったんだ」
「それはおかしいね」
「青髪山の魔神を怖がるなんて迷信だよ。そんな迷信を信じてたら、いつまでたっても日本は世界に追いつけないよ」
「だって、僕だって青髪山を思い出してもゾッとするからさ。地蔵の森に怪しい帯みたいなものが飛んでたこと、船みたいな形の足跡、一造兄さんが行方不明になるし、大雪崩はあるし、それから大吹雪――そうそう、それにあの時俺の手が血だらけになってたこともお前も覚えてるだろ。こんなに怪しいことばっかりだもん」
「ダメ、ダメ。そんなにおびえてちゃ、いつまでたっても正体なんてつかめないよ。さあ、これから俺と一緒に行っしょ青髪山に行ってみよう。もう山の雪は解けてるだろうね」

原文 (会話文抽出)

「あれから、青髪山へ行ったかい」
「いや、行かないよ。行かれないんだよ、彦ちゃん」
「なぜさ」
「だって、この村では、青髪山の魔神のたたりがおそろしいといって、もう誰も山へのぼらせないことになったんだ」
「それはおかしいね」
「青髪山の魔神をこわがるなんて迷信だよ。そんな迷信をかついでいたのでは、いつまでたっても日本は世界のお仲間にはいれないよ」
「だって、僕だって青髪山を思出してもぞっとするからね。地蔵の森にあやしい帯みたいなものがとんでいたこと、舟のような形をしている足跡、一造兄さんが行方不明になるし、大雪崩はあるし、それから大吹雪――そうそう、それにあのとき僕の手が血だらけになっていたことを君もおぼえているだろう。こんなにあやしいことだらけだもの」
「だめ、だめ。そのようにおびえていては、いつまでたっても正体をつかむことはできないよ。さあ、これから僕といっしょに青髪山へ行ってみよう。もう山の雪はとけているだろうね」

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