エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳『黄金虫』 「なるほどね!」…

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青空文庫図書カード: エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳『黄金虫』

現代語化

「なるほど!」
「これは確かに変わった虫だな。初めて見たよ。今までこんなのは見たことがない――頭蓋骨か髑髏じゃないとね。今まで見た中で、一番それに似てるよ」
「髑髏だって!」
「うん、――そうだ、確かに紙に描いたそれはそんな感じになってるな。上の方の2つの黒い点は、目みたいに見えるし、そうだろう?それから下にある長いのは口に見えるし、――それに、全体が楕円形だからね」
「そうかもしれないな」
「でも、ルグラン、絵が下手だな。とにかく、この虫の実物を見るまで待たなきゃ、どんな顔をしてるのか知りたいもんなら」
「そうかい」
「僕は絵が上手いよ、――下手じゃなきゃならないし、――いい先生に習ったんだし、自分でそんなバカじゃないと思ってるんだから」
「でも、君、それはからかってるってことだよ」

原文 (会話文抽出)

「なるほどね!」
「こりゃあたしかに奇妙な甲虫だよ。僕には初めてだ。これまでにこんなものは見たことがない――頭蓋骨か髑髏でなければね。僕のいままで見たもののなかでは、なによりもその髑髏に似ているよ」
「髑髏だって!」
「うん、――そうだ、いかにも紙に描いたところでは幾分そんな格好をしてるな、たしかに。上の方の二つの黒い点は、眼のように見えるし、え、そうだろう? それから下にある長いのは口に見えるし、――それに、全体の形が楕円形だからね」
「たぶんそうだろう」
「しかしだね、ルグラン、君は絵が上手じゃないねえ。とにかく、その虫の本物を見るまで待たなくちゃならん、どんなご面相をしているのか知ろうと思ったらね」
「そうかなあ」
「僕はかなり描けるんだがね、――少なくとも描けなくちゃならんのだ、――いい先生に教わったんだし、自分じゃあそうひどい愚物でもないつもりなんだから」
「しかし、君、それじゃあ君は茶化しているんだよ」

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