GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 宮本百合子 『道標』
現代語化
「なんだい」
「俺の絵、下描きはだいたい終わったんだけどさ、今度のはさ、前みたいに描き終わってから批評してもらうんじゃなくて、今の段階で一度あの人に見て貰うの、どうっすか?」
「それでいいと思うなら、俺もまたついて行ってもいいよ」
原文 (会話文抽出)
「佐々さん」
「なあに」
「僕のこんどの絵ですがね、大体下絵だけは出来たんです。こんどのやつは、この前のように、仕上げてから批評してもらうのではなく、今のところでいっぺんあのひとに見て貰うのは、どうでしょう」
「その方がいいとお思いになれば、わたし、またついて行くことはかまわなくてよ」