GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 宮本百合子 『二つの庭』
現代語化
「いや、まだ3分の1くらい残ってる。――君の弟さんって確か何て言ったっけな」
「保」
「ああ、保君か。意外と詳しいんだね。玄人だよ。土の配合とかすぐ当てたよ」
「小学校の頃から好きでやってるから」
「うるさいじゃないか。何もできないくせに」
「そうよ。だから仲間に入れてあげたほうがいいのよ」
「どうにもならないよ」
原文 (会話文抽出)
「どうして? もうあのカーネーションはみんなきってしまったの」
「いやまだ三分の一ぐらいのこしてある。――何君といったっけな、君の弟さん」
「保」
「ああ、保君か、案外くわしいんだね。玄人だよ。土の配合なんかすぐ当てたよ」
「小学校の時分からすきでやってるから」
「うるさいじゃないか、なにも出来ゃしない」
「そうよ、だから仲間入りした方がいいのよ」
「仕様がありゃしない」