宮沢賢治 『祭の晩』 「おじいさん、山男は栗も持って来たよ」…

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青空文庫図書カード: 宮沢賢治 『祭の晩』

現代語化

「じいちゃん、山男さん栗まで持ってきたよ」
「栗まで持ってきたのか。こんなに貰えないよ。今度何か山に持ってって置いとこう。服とかがいいかな」
「じいちゃん、山男さんすごく正直で可哀想だよ。何かいいものあげたいな」
「うん、今度夜具を一枚持ってってやろう。山男は夜具を綿入れ代わりに着てるかもしれない。あと団子も持ってこう」
「服と団子だけじゃ面白くないな。もっともっとすごいものあげたいな。山男さんが喜んで泣いてぐるぐる跳ね回って、最後は体が天に飛んでくくらいすごいものをあげたいな」
「うん、そういうものがあったらいいんだけどな。さぁ、家入って豆食べようか。そのうち、お父さんも隣から帰ってくるから」

原文 (会話文抽出)

「おじいさん、山男は栗も持って来たよ」
「栗まで持って来たのか。こんなに貰うわけにはいかない。今度何か山へ持って行って置いて来よう。一番着物がよかろうな」
「おじいさん、山男はあんまり正直でかあいそうだ。僕何かいいものをやりたいな」
「うん、今度夜具を一枚持って行ってやろう。山男は夜具を綿入の代りに着るかも知れない。それから団子も持って行こう」
「着物と団子だけじゃつまらない。もっともっといいものをやりたいな。山男が嬉しがって泣いてぐるぐるはねまわって、それからからだが天に飛んでしまうくらいいいものをやりたいなあ」
「うん、そういういいものあればなあ。さあ、うちへ入って豆をたべろ。そのうちに、おとうさんも隣りから帰るから」

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