宮沢賢治 『かしはばやしの夜』 「今晩は、大王どの、また高貴の客人がた、今…
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青空文庫図書カード: 宮沢賢治 『かしはばやしの夜』
現代語化
「すいません、皆さーん。今ちょうどうちの試験が終わったんで、みんなでパーティーしませんか?この歌声たまんないっしょ?一緒に歌って踊ろーぜ!」
「畜生、この歌声…」
「いいっすね。めちゃ盛り上がりそう」
「じゃ、始めっぞ」
「烏の勘左衛門は黒い頭に油を塗って真っ黒、鳶の頭左衛門は油一升で真っ白、その暗闇にフクロウが、勇んで敵を攻撃するときは、獲物のネズミを襲うときだ」
「ノロッケオーホーン、ゴギゴギオーホーン」
「お前らの歌は最低だ。こんなのまともな人間が聞くもんじゃない」
「まあまあ、今日は機嫌悪くしないでくださいよ。今度いい歌披露しますから。みんなで一緒に踊ろ!準備オーケー?お月さんお月さん満まるまるーん、お星さんお星さんピカリピリるーん、柏はカンカンカンカンかーん、フクロウはノロッケオーホホーン」
原文 (会話文抽出)
「今晩は、大王どの、また高貴の客人がた、今晩はちやうどわれわれの方でも、飛び方と握み裂き術との大試験であつたのぢやが、たゞいまやつと終りましたぢや。 ついてはこれから聯合で、大乱舞会をはじめてはどうぢやらう。あまりにもたへなるうたのしらべが、われらのまどゐのなかにまで響いて来たによつて、このやうにまかり出ましたのぢや。」
「たへなるうたのしらべだと、畜生。」
「よろしうござる。しごく結構でござらう。いざ、早速とりはじめるといたさうか。」
「されば、」
「からすかんざゑもんは くろいあたまをくうらりくらり、 とんびとうざゑもんは あぶら一升でとうろりとろり、 そのくらやみはふくろふの いさみにいさむものゝふが みゝずをつかむときなるぞ ねとりを襲ふときなるぞ。」
「のろづきおほん、 おほん、おほん、 ごぎのごぎおほん、 おほん、おほん。」
「どうもきみたちのうたは下等ぢや。君子のきくべきものではない。」
「まあ、こんやはあんまり怒らないやうにいたしませう。うたもこんどは上等のをやりますから。みんな一しよにをどりませう。さあ木の方も鳥の方も用意いゝか。 おつきさんおつきさん まんまるまるゝゝん おほしさんおほしさん ぴかりぴりるゝん かしははかんかの かんからからゝゝん ふくろはのろづき おつほゝゝゝゝゝん。」
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