宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 「もうどうしても、来年は潮汐発電所を全部作…
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青空文庫図書カード: 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』
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「来年は潮汐発電所を全部作らないとダメだな。そうすれば、こういうことがあってもすぐに作業できるし、ブドリ君の言ってた沼ばたけの肥料も降らせることができる。」
「旱魃も怖くなくなるよね。」
「やるぞ、やるぞ。今の地震はサンムトリ市でもかなり感じただろうな。」
「今の地震は、この小屋の60~70倍くらいの岩が、この小屋から北へ1キロ、地表下700メートルくらいで溶岩の中に落ちたみたいなんだ。岩の皮をはね飛ばすまでには、ガスはそんな岩を100個、200個も飲み込まなくちゃいけない。」
「じゃ、そろそろ帰るわ。」
原文 (会話文抽出)
「もうどうしても、来年は潮汐発電所を全部作ってしまわなければならない。それができれば今度のような場合にもその日のうちに仕事ができるし、ブドリ君が言っている沼ばたけの肥料も降らせられるんだ。」
「旱魃だってちっともこわくなくなるからな。」
「やるぞ、やるぞ。いまのはサンムトリの市へも、かなり感じたにちがいない。」
「今のはぼくらの足もとから、北へ一キロばかり、地表下七百メートルぐらいの所で、この小屋の六七十倍ぐらいの岩の塊が熔岩の中へ落ち込んだらしいのだ。ところがガスがいよいよ最後の岩の皮をはね飛ばすまでには、そんな塊を百も二百も、じぶんのからだの中にとらなければならない。」
「そうだ、僕はこれで失敬しよう。」
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