GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 長塚節 『土』
現代語化
「「南のおじいさんはすれ違わなかったのかい」」
「「会ったよ。で、お前はどうだったの」」
「「俺たちはそれほどでもなかったけど、3、4日寝込んだもんだから。でも今日はちょっと良くなったから、この調子ならすぐに回復すると思うよ」」
「「それはよかった。俺たちは歩いてでも良かったんだけど、南さんも歩かせるわけにいかないから仲間と一緒に土浦まで汽船に乗ったんだ。だけど、南さんが疲れたみたいだから、俺たちだけ先に来たんだけど、南さんもあの様子じゃ今夜も大変だろうな。それに汽船も遅れたみたいで」」
原文 (会話文抽出)
「勘次さんか」
「南のおとつゝあは行き違にでもならなかつたんべかな」
「行逢つたよ。そんだがお前どんな鹽梅なんでえ」
「俺らそれ程でねえと思つて居たが三四日横に成つた切でなあ、それでも今日等はちつたあえゝやうだから此分ぢや直に吹つ返すかとも思つてんのよ」
「そんぢやよかつた、俺ら只ぢや歩いてもよかつたが、南こと又歩かせちや濟まねえから同志に土浦まで汽船で乘つ着けたんだが、南は草臥れたもんだから俺ら先へ出たんだがな、南もあの分ぢや今夜もなか/\容易ぢやあんめえよ、それに汽舩が又後れつちやつてな」