徳田秋声 『足迹』 「お婆さんたちは何にもしないで、病人の傍に…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 徳田秋声 『足迹』

現代語化

「おばあちゃんたちは何もせずに、病人のそばで泣いてればいいと思ってるんでしょ。病人だって大切にしないといけないけど、それが看護婦がいるでしょ。病院だって、おばさんひとりだけが入院してるわけじゃないんだから。おばあちゃん、ほんとになんでもかんでも好き勝手だよね。」
「あれこれ騒いだけど、お姉ちゃんは幸せだよ。田舎じゃあんな看病なんてできないよ。」
「どうなんでしょうかね、明日の葬式に小崎さんは来るんでしょうか。」
「来るんじゃないですか。」

原文 (会話文抽出)

「お婆さんたちは何にもしないで、病人の傍にめそめそ泣いてればいいと思って。それは病人だって、大切にしなけれアならないけれど、そのために看護婦がつけてあるんじゃないか。病院だって、叔母さんだけが患者じゃないんだわ、お婆さんは真実に勝手が強いんだよ。」
「なにかと言ったって、お此さんは幸福せえ。田舎じゃどうして、あんな手当ては出来るもんじゃない。」
「どういうものでしょうかね、明日の葬式に小崎さんはおいでなさるでしょうね。」
「そうでござんすね。」


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