田中貢太郎 『荷花公主』 「彭君じゃないか」…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 田中貢太郎 『荷花公主』

現代語化

「彭君じゃないか」
「やあ」
「お前、どこ行ってたんだ?お前の家から手紙が届いて、俺はここんとこずっとお前の居場所を探してたんだよ」
「それはすまんかったね」
「じゃあ手紙渡すよ」
「ありがとう」
「じゃ明日にもまた会おう。遊びに来いよ」
「ああ、行くよ」
「お母さんが病気なんだ」
「お母さんが病気なら、帰んなきゃいけないじゃないか。僕も一緒に行きます」
「いや、体が弱いから遠くへは行けないんだ。でも、お母さんの病気はもう良くなってるから心配ないって。でも、お前は息子として一度は帰ってきたほうがいいだろう」
「帰ったらこれを母親に飲ませろよ。これを飲むと、決して歳を取らない」
「秋には必ず帰ります」
「この2、3ヶ月、お腹の調子がおかしいんです。どうか忘れないでくださいね」

原文 (会話文抽出)

「彭君じゃないか」
「やあ」
「君は、いったい何所を歩いてるのだ、君の家から手紙がきたから、僕はこの間中、君の居所を捜していたのだよ」
「それはすまなかったね」
「では手紙を渡すよ」
「ありがとう」
「では明日にでもまた逢おう、やってきたまえ」
「ああ、行くよ」
「母が病気だ」
「お母さんが御病気なら、お帰りにならなくちゃいけません、私もごいっしょにまいります」
「これは体が弱いから遠くへは行けない、しかし、お母さんの病気は、もう好くなっているから心配はないが、貴君は子として一度は帰ってくるがいいだろう」
「帰ったらこれをお母さんに飲ますがよい、これを飲むと決して年を取らない」
「秋にはきっと帰ってくる」
「この二三ヶ月、お腹の具合が変でございます、どうか忘れずにいてください」


青空文庫現代語化 Home リスト