太宰治 『パンドラの匣』 「コスモスの句って、どんなの? わすれてし…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 太宰治 『パンドラの匣』

現代語化

「コスモスの句って、どんなんだっけ? 忘れちゃった」
「そうかい。じゃあ、俺の句だったかな?」
「カクランの句じゃないの? あなた、前にカクランと俳句の交換とかしてなかったっけ。わーい」
「そうすると、カクランの句かな?」
「カクランの句にしては、上手すぎるよ。あいつ、盗んだな」
「今度、俺あの句を出すんだ」
「慰安放送? あたしの句も一緒に載せてよ。ほら、前にあなたに教えたじゃないですか? 『乱れ咲く乙女心の』って句」
「うん。あれは、もう載せてあるよ」
「そう。しっかりやってね」
「こんにちの新しい発明」

原文 (会話文抽出)

「コスモスの句って、どんなの? わすれてしまったわ。」
「そうかい。それじゃ、おれの句だったかな?」
「カクランの句じゃない? あなたはいつか、カクランと俳句の交換だか何だか、こっそりやってたわね。わあい、だ。」
「してみると、カクランの句かな?」
「カクランの句にしては、うますぎるよ。きゃつ、盗みやがったな。」
「こんど、おれは、あの句を出すんだ。」
「慰安放送? あたしの句も一緒に出してよ。ほら、いつか、あなたに教えてあげたでしょう? 乱れ咲く乙女心の、という句。」
「うん。あれは、もう、いれてあるんだ。」
「そう。しっかりやってね。」
「こんにちの新しい発明」


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