島崎藤村 『夜明け前』 「時に、本陣の御主人、拙者は途次仕置場のこ…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 島崎藤村 『夜明け前』

現代語化

「ところで、本陣のご主人、私は途中にある仕置場のことを考えてきましたが、この辺で竹は手に入りますか?」
「竹ですか?それなら、うちの裏にいくらでもあります」
「この先に行くと、竹も生えていないでしょうが、同じ木曾でもここは西の端ですから」
「それはありがたい。それなら、獄門は青竹で済ませましょう。その横に制札を立てます。早速、村の大工を呼んでもらえますか」

原文 (会話文抽出)

「時に、本陣の御主人、拙者は途次仕置場のことを考えて来たが、この辺では竹は手に入るまいか。」
「竹でございますか。それなら、わたしどもの裏にいくらもございます。」
「これで奥筋の方へまいりますと、竹もそだちませんが、同じ木曾でも当宿は西のはずれでございますから。」
「それは何よりだ。そういうことであったら、獄門は青竹で済ませたい。そのそばに御制札を立てたい。早速、村の大工をここへ呼んでもらいたい。」


青空文庫現代語化 Home リスト