三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』 「誠に思い掛ない処で、御機嫌宜しゅう」…

GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。


青空文庫図書カード: 三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』

現代語化

「「アハハ、ここにいたんだね。久しぶりじゃん」
「ちょっと教えてほしいことがあるんだけど、いいかな。でも忙しいのかな?だったらまた今度でもいいよ。少し聞いていい?源兵衛、なんで飴屋なのに殿様の屋敷に出入りできるんだ?殿様に気に入られてるんだろ?それともお偉い人が引き立ててるの?どっちにしても光栄だね。俺も連れてってよ」
「いやいや、なんてことはないよ。でも仕事で頼まれたときはありがたいね。飴屋なんて小さな仕事だけど、殿様に出入りできるなんて光栄だよ。誰が殿様に気に入られてないなんて言うんだ?」
「いや、そうじゃなくて、本当にありがたいと思ってるんだよね?」
「それはもちろんさ。これからもよろしくね」
「じゃあ、源兵衛、隠し事をしても無駄だ。俺には確かな証拠があるんだから。隠さないで答えろ。なんで婆さんに斑猫って毒虫を1匹600円で買って頼んだんだ?」

原文 (会話文抽出)

「誠に思い掛ない処で、御機嫌宜しゅう」
「少し手前に尋ねたい事があって、急ぐか知らんが、同道しても宜しい、暫く待ってくれ、少し問う事がある、源兵衞其の方は何ういう縁か、飴屋風情でお屋敷の出入町人となっている故、殿様の有難い辱ないという事を思うなら、又此の方が貴様を引廻しても遣わすが、真以て上を有難いと心得てお出入をするか、それから先へ聞いて、後は緩くり話そう」
「へえ誠にどうも細い商いでございますが、御用向を仰付けられて誠に有難いことだ、冥加至極と存じまして、へえ結構な菓子屋や其の他のお出入もある中にて、飴屋風情がお出入とは実に冥加至極と存じて居ります、殿様が有難くないなどゝ誰が其様なことを申しました」
「いや然うじゃアない、真に有難いと心得て居るだろう」
「それは仰しゃるまでもございません、此の後ともお引廻しを願いとう存じます」
「それでは源兵衞、手前が何の様に隠しても隠されん処の此方に確かな証拠がある、隠さずに云え、じゃが手前は何ういう訳で斑猫という毒虫を婆に頼んで一疋六百ずつで買うか、それを聞こう」


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