GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 岡本綺堂 『三浦老人昔話』
現代語化
「芝居と能は違いますからね。年に1回くらい見たぐらいじゃ、本当の芸はわかりませんよ」
「わからないならわからないで、黙って見てればいいのに……」
「でも私たちは子供の頃から、芝居が入れ替わるたびに必ず見に来てるんですよ」
原文 (会話文抽出)
「まったくでございますね。」
「なにしろ芝居とお能とは違いますからね。一年に一度ぐらい御覧になったんじゃあ、ほんとうの芸は判りませんよ。」
「判らなければ判らないで、おとなしく見物していらっしゃれば好いんだけれど……。」
「これでもわたし達は肩揚のおりないうちから、替り目ごとに欠さずに見物しているんですからね。」