GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 岡本綺堂 『中国怪奇小説集』
現代語化
「じゃお前らの描いた絵を見せてくれよ」
「俺ら兄弟は7人いるんですけど、まだ長安では1度も絵を描いたことがないんで、どこ見てくれって言われても困るんです」
「でも、俺ら絵描きの賃金なんて1文ももらわねえから、もし気に入らなかったとしても、壁を塗り直すだけで済むんで、あんま損はしませんよ」
原文 (会話文抽出)
「われわれは画を善く描く者です。このお寺で画工を求めているということを聞いて参りました。画料は頂戴するに及びませんから、われわれに描かせて下さいませんか」
「それではお前さん達の描いた物を見せてください」
「われわれの兄弟は七人ありますが、まだ長安では一度も描いたことがありませんから、どこの画を見てくれというわけには行きません」
「しかし、われわれは画料を一文も頂戴しないのですから、もしお気に入らなかったならば、壁を塗り換えるだけのことで、さしたる御損もありますまい」