GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 岡本綺堂 『半七捕物帳』
現代語化
「でも、これは大丈夫、間違いなく本物ですよ。先生、見てください」
「枯れ枝に烏が止まってる秋の夕方」
「15歳から酒飲み始めて今日の月」
「ダメですか?」
「はは、だいたいこんなもんじゃないかと思ってたよ。承知の上で押し付けようとするなんて罪が深いな」
「他に頼めるところはないですか?」
「困ったな」
「其角の方はどうですか?」
「難しいと思う」
「やれやれ」
「ところで、もう一つ相談したいことがあるんだけどな」
原文 (会話文抽出)
「惣八さんのお願いでは、また何か掘り出しものの売り込みかね。おまえさんの物はこのごろどうも筋が悪いといって、どこでも評判がよくないようだぜ」
「ところが、これは大丈夫、正銘まがいなしの折紙付きという代物です。宗匠、まあ御覧ください」
「枯枝に烏のとまりけり秋の暮」
「十五から酒飲みそめて今日の月」
「いけませんかえ」
「はは、大抵こんなことだろうと思った。承知していながら、押っかぶせようというのだから罪が深い」
「どっかへ御世話は願えないでしょうか」
「困ったな」
「其角の方もいけませんかしら」
「どうもむずかしい」
「やれ、やれ」
「ところで、もう一つ御相談があるんですがね」