GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 海野十三 『赤外線男』
現代語化
「いえ、そうじゃないんです。あそこは潮っていう若い学生さんが1人で借りてるんです。でも潮さん、最近ずっと姿が見えなくて……」
「その潮さんって、もしや背が高くて、そうだ、175センチくらいある人ですか?」
「なんで知ってるんですか?」
「ちょっとイケてるんですヨ、フフフ」
「あら、向うから潮さんが帰ってきましたよ」
「え?」
「うわー、すごい顔色悪いけど、本人みたい……」
原文 (会話文抽出)
「そこは、その女の人の借りている室なんですか」
「いいえ、そうじゃないですよ。あすこは潮さんという若い学生さんが一人で借りているんです。ところが潮さん、この頃ずっと見えないそうで……」
「その潮さんというのは、若しや背丈の大きい、そうだ、五尺七寸位もある人でしょう」
「よく知ってますね」
「ちょいといい男ですわヨ、ホッホッホ」
「あらッ、向うから潮さんが帰ってきちゃったわ」
「えッ」
「まア大変顔色がわるいけれど、あの人に違いない……」