GoogleのAI「Gemini」を使用して現代語化しました。
青空文庫図書カード: 岡本綺堂 『半七捕物帳』
現代語化
「すごいじゃねえか」
「これで十分だべ。ところで、これって羽に黐付いてるけど、飛べるんすか?」
「飛べるのもいるし、飛べないのもいる」
「でも、この黐は洗うんでしょ。そのままタカに出すわけじゃないんだし」
「ここで逃がさないように洗えるんすか?」
「洗えないことはないよ」
「そっか。じゃあ、そのまま持ってこうぜ」
「これからどこ行くの?」
「すぐそこの料理屋」
原文 (会話文抽出)
「もし、これだけ捕って来ました」
「たいそう捕れましたね」
「それだけあればたくさんです。ところで、どうでしょう。その雀の羽には黐が付いているが、それでも飛べますか」
「飛べるのもあり、飛べないのもあります」
「しかし、どうせこの黐は洗って取るのです。黐の付いているままでお鷹にやるわけには行きませんからね」
「ここで逃がさないように巧く洗えますかえ」
「そりゃ洗えないことはありませんよ」
「そうですか。だが、まあ、その儘にして出かけましょう」
「これから何処へまいります」
「すぐそこの料理屋へ行くんです」