Keeper Girls

「Keeper Girls」とは何か。

2015年に活動を開始された、大阪府池田市立 五月山動物園公式PRアイドルグループです。このグループのすごいところは、アイドルが街づくりの重要な役割を担うことを示したことでしょう。

五月山動物園は、野生ではオーストラリアにしか生息していないウォンバットという動物で有名で、ウォンバットは池田市の”ゆるキャラ”のモデルにもなっているのですが、時が経つにつれ、高齢な2頭とオス1頭しかいない状況になっていました。オーストラリアから新たな個体を導入しようにも、高額な輸送費が障壁になっていました。

この状況を打破すべく誕生したのが「Keeper Girls」です。

アイドル活動の収益・会場で集めた募金と、2016年12月を中心に 彼女たちを中心に募った「ウォンバットの受入れと五月山動物園の整備」に使途限定した”ふるさと納税”や寄付金の合計額は、およそ1800万円に達しました。このお金と市の予算で、五月山動物園は、オーストラリア側から要請があった施設改修を実施の上、3頭の若いウォンバットを導入しました。

詳しくは、Keeper Girls – Wikipedia の「略歴」をご覧ください。

なお、公式サイトは KeeperGirls. 公式HP 五月山動物園公式PRアイドルユニット 、ファンサイトは Keeper Girls応援サイト (大阪府ウォンバット市[:池田市]の五月山動物園公式PRアイドルグループ) です。

初出:
Facebook 2019/ 2/ 4

ロングテール型超参与社会

多数派と少数派がいる(と考えた方が理解しやすい)社会において、「ロングテール」という考え方は、多数派と少数派の境界を明示しないため、有益です。

日本学術会議: 報告「理学・工学分野における科学・夢ロードマップ2014(夢ロードマップ2014)」(2014/ 9/19)

2040 年頃には誰もがそれぞれの個性や長所を活かしてお互いに繋がりあい、わかりあいながら生き生きと生産的・創造的活動を実施していける「ロングテール型超参与社会」が実現していく。

愚弱な国民

「およそ愚弱な国民は、たとえ体格がいかに健全だろうが、なんの意味もない見せしめの材料かその観客にしかなれない」―― 魯迅『吶喊』自序

「いだてん」周回遅れその4:弁髪 comics and songs (抜粋)

 「藤野先生」には、人を教えることに対する藤野先生の誠実な態度が静かに、情を込めて綴られる一方で、いくつか見逃せないできごとも記されている。ときは日露戦争の最中(ちょうど四三が熊本で日本の活躍に飛び上がっていた頃だ)、魯迅は学校で日本に勝っている場面を次々と写す幻灯を見せられる。ところが、そこにたまに中国人が混ざっていることがあった。「ロシア人のためにスパイとなり、日本軍に捕まって、銃殺されるところで、周りを囲んで見ているのも一群の中国人、講義室にはもう一人僕がいた」(『藤野先生』 *2 )。この経験から彼は「およそ愚弱な国民は、たとえ体格がいかに健全だろうが、なんの意味もない見せしめの材料かその観客にしかなれない」と知り、自分たちの最初の課題は医学ではなく「精神を変革すること」であると考えたと、『吶喊』自序 *3 で記している。

「愚弱な国民」の対語が、インフォームド・シチズン でしょう。行動するインフォームド・シチズンです。

豊田 巧 : RAIL WARS! 10 ―日本國有鉄道公安隊― (創元社クリア文庫, 2015) p.83.

「そして、こちらから何かのアクションを起こして、犯人の計画を妨害する」