A Better Life, A Better World

先日、電車の車内に、パナソニックのリフォームの広告がありました。そこに「A Better Life, A Better World」という言葉がありました。

いい言葉だな、と思いました。

調べると、2013年から使われているパナソニックのブランドスローガンなのだそうです。

パナソニック社は、

新ブランドスローガンとして「A Better Life, A Better World」を制定 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan

…様々なパートナーとお客様一人ひとりにとっての“より良いくらし”を追求し、拡げていくと共に、地球環境への貢献をはじめ、グローバルに“より良い世界”の実現に貢献していく、というメッセージ

と解説していますが、パナソニック社の意向に関わらず 私なりに読み解くと、「Better Life がいくつもあって、それぞれにつながっている Better World がある」ということです。

図示すると、下記になります:

Better Life (A) — Better World (A)
Better Life (B) — Better World (B)
Better Life (C) — Better World (C)
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さて、これを実現するために必要なのが、それぞれの Better World の整合です。図示すると、下記になります:

Better Life (A) — Better World (A) ┓
Better Life (B) — Better World (B) ╋ The Better World
Better Life (C) — Better World (C) ┫
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整合を実現する手段が、昔は、「The Better World」の分割でした。

昔は、社会参加とは、社会を構成する一つの組織(一つの層あたり。例えば、a社で働き、b地域に住む)に どっぷり所属すること (例えば、顔を晒して、フルタイムで) であったからです。

しかし、現在・近未来では、それぞれの Better World を、共有部分と非共有部分に分けて、共有部分を持ち寄って整合させ「The Better World」を作ることができます。

現在・近未来では、情報通信技術の発達により、一つの組織(一つの層あたり)に どっぷり所属することは、社会参加に必須ではありません。例えば、顔を晒さなくても、パートタイムでも参加できます。同じ層にある複数の組織に参画する(a1社でもa2社でも働き、b1地域に住みつつ、b2地域にも関わる)ことも可能です。

また、情報処理技術の発達により、それぞれの Better World の非共有部分の間の軋轢(あつれき)は、システムを間に挟み、緩衝材にすることで解決されます。