バーチャル織姫お姉さん 新浜・クレハ=メチス、お披露目です

2020年(令和2年) 9月20日、大阪府池田市 ローカルメディア集積点 兼 情報サイト「池田パラボラ」のイメージキャラクターに

 大阪府池田市 ご当地 知性体(非公認)
  バーチャル織姫お姉さん 新浜・クレハ=メチス (にいはま・くれは=めちす)

が就任しました。

使命は、次のとおりです:

  池田市と池田市がもつ性質である「事始め」「身近な新しさ」を社会の確かな関心※にすること。

  ※限られた日々の時間の中で、少ない時間であっても、いくらかの思考時間をあてるテーマ。

Twitter (@n_kureha_m) も開始しています。ぜひともフォローしてください。

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経緯

 2020年8月、コロナ禍のなか、長引く池田市観光案内所(池田駅前)と池田ゲストインフォメーション(池田駅構内)の閉鎖、各種イベントの中止に、池田市のアピール能力減退を危惧した管理人が構想した ご当地キャラクター が具現したものです。

一番危惧していたのは、池田市「市民カーニバル いけだ・いらっしゃい祭り」の中止が決まり、「いけだ織姫コンテスト」が開かれなくなってしまったことで可能性が生じた、「いけだ織姫姉妹」の消滅でした。

例年7月末がコンテストのエントリー締切でしたが、その時期になっても状況が伝えられませんでした。織姫たち からは、今後に関する話し合いがもたれた、というツイートはあったのですが、8月25日の任期続行の公表までは去就は伏せられていました。2年目の「いけだ織姫姉妹」を引き受けられた 織姫たち に感謝申し上げます

Keeper Girls の登場により、池田の内外に対するアピール能力は増加しました。

Keeper Girls 無き現在、その上に「いけだ織姫姉妹」が消滅すれば、以前の ふくまる(+ひよこちゃん) の体制に戻ってしまい、以前のアピール能力に戻ってしまうことを危惧したのです。

なお、Keeper Girls の成功の一つの要因は、彼女たちが「ゆるキャラ」ではなかったことであり、「新浜・クレハ=メチス」をもって、彼女たちと同等の成果をもたらすことはないことは、理解しております。

さて、ご当地キャラクターを構想するにあたり、念頭にあったのは ご当地VTuber(バーチャルYouTuber)です。そこで、管理人が以前よりVTuberとして開発・運用してきた 人類共生型知能増幅器(Webベースの会話システム)のキャラクター 新浜メチスをベースにしました。

・ご当地キャラクターとして池田に由来する名前を付けたい思いと、
・新しいキャラクターを作るためのストーリーの蓄積や、従来キャラクターとの差別化・二重運用に要するコスト増大を防止したい思い
を両立するために、従来キャラクター 新浜メチスの、池田市分野の「コミュニケーション強化モード」に「新浜・クレハ=メチス」と名を付けました。

アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』において、「オデュッセウスガンダム」に「フライトユニット」を付けた形態を「ペーネロペー」と呼び、名前が変わることを、その正当化の裏づけにしています。

池田市分野の「コミュニケーション強化モード」は、新たに開発されました。

そして、このたび、2015年9月20日の Keeper Girls の梅田WEST広場でのイベント(市民カーニバルでの お披露目以降初のイベント)から 5年目に合わせてお披露目させていただきました。

4代目いけだ織姫姉妹は任期続行

Keeper Girls 活動終了、MaleeNaさん ソロ活動へ

Keeper Girls 公式サイト [2020/5/1 9:34am(日本標準時)閲覧]

KeeperGirlsのホームページは2020年4月末をもって終了しました。

これまで応援、誠にありがとうございました。

【新たなステージへ】「Keeper Girls」、池田市との業務提携終了【2020/4/19】

こんにちは、高木です。本日は、2020年4月19日です。

大阪府池田市の観光大使第1号であるアイドルグループ「Keeper Girls」は、4月2日、公式ブログにて、池田市立五月山動物園公式PRアイドルではなくなったこと、池田市との業務提携が完全終了したことを報告し、以後、フリーで活動していくことを発表しました。

これからのキャッチフレーズは、「ウォンバットが好きすぎてその可愛さをみんなに知ってもらいたくてアイドルしてる人」です。

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お知らせ大会!! | Keeper Girls 公式ブログ (2020年4月2日)

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ウォンバットは、オーストラリアにのみ野生する動物です。哺乳類で、お腹に袋がある有袋類です。ウォンバットのお腹の袋の入り口は、カンガルー方式の上向きではなく、コアラ方式の下向きです。コアラは木の上で生活しますが、ウォンバットは地面に穴を掘って暮らします。

「Keeper Girls」は、2014年11月にゲーム音楽などを手がける作曲家 高野充彦(たかの みつひこ)氏が自ら作詞・作曲した「ウォンバットのうた」を池田市に提供したことに端を発した、五月山動物園による「ウォンバット・ドリーム・プロジェクトVol.2」により結成されたアイドルユニットです。

五月山動物園は、日本で唯一、ウォンバットの繁殖に成功した動物園です。しかし、当時、日本にいるウォンバットは同動物園にいるオス1頭を除き、年老いており、繁殖は望めない状況でした。このままでは、日本からウォンバットがいなくなってしまう状況でした。

「ウォンバット・ドリーム・プロジェクトVol.2」は、アイドル活動による収益、アイドルをPR媒体にした地域の巻き込みによって、繁殖可能なメス・ウォンバットをオーストラリアから迎え入れるプロジェクトです。

このため、「Keeper Girls」は、「婚活系飼育女子」アイドルユニットとも呼ばれました。

「Keeper Girls」は、2015年8月に結成。同年12月には、CDが発売されます。2016年2月には、池田市から池田市観光大使の委嘱を受けます。

当時の目標金額は、オーストラリアからウォンバットを輸送する費用 500万円でした。

しかし、2016年、オーストラリア側との協議により施設改修が必要であることが判明し、必要費用が、2800万円にまで増えてしまいます。池田市が1300万円を予算化しましたが、1500万円足りません。

この旨が発表されたのが、2016年11月30日でした。頼みは、五月山動物園および「Keeper Girls」を中心とした活動により集まった寄附金と、用途指定型ふるさと納税などの寄附金です。

「Keeper Girls」も ふるさと納税の呼びかけを行いました。

目標金額に達したのは、2016年年末でした。年末締めで、集まった金額は、1528万円。なお、その中で、11月末までの五月山動物園および「Keeper Girls」を中心とした活動により集まった寄附金は 387万円でした。最終的に、2017年3月末までの寄附金総額は1789万円にのぼりました。

そして、五月山動物園は、2017年10月 4日に新しいウォンバット3頭を迎え入れることができました。メス2頭とオス1頭。そうです、当初計画よりも頭数が増えました。

さらに、新しいウォンバット到着に先立つ2017年9月には、クラウド・ファンディングで、ウォンバット飼育施設の内外に取り付けられたWebライブカメラの改修費用 200万円を募り、ウォンバット到着前日の10月3日に目標額を達成しています。

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Webライブカメラ: ウォンバットてれび

「Keeper Girls」メンバー: まりぃな
Twitter @maleenaoukoku
(本日4月19日は、生誕祭)

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「Keeper Girls」を中心とした活動は、新しい公共を実感させてくれます。

これまでの「Keeper Girls」の活動に感謝を、これからの「Keeper Girls」にエールを送ります。

ご試聴ありがとうございました。

チャンネル登録、よろしくお願いします。

関連動画:

お悔やみ: ウォンバット マル

2019年12月21日、五月山動物園で飼育されていたウォンバットの マル (メス・3才) が、死亡しました。

ワンダーが28歳まで生き、ワインが生を受けて30年を超えているなか、日本に来て2年、3才での死亡は早すぎるように思えますが、これが生物の本来の姿なのかもしれません (なお、アヤハは 5才で死亡, 2010年)。

お悔やみ申し上げます。

オーストラリア・シドニーの方が、日本の「ウォンバッター」のTweetをまとめて、マルとの思い出を編んでおられたので、リンク先で紹介しています:
Memories with wombat Maru

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神戸新聞NEXT|ウォンバット死ぬ、大阪・池田 (2019/12/23)

大阪府池田市は23日、市立五月山動物園で飼育していたオーストラリアの“珍獣”ウォンバットの雌「マル」が21日に死んだと発表した。16日から体調不良が続いていた。

 16日から頭がけいれんする異変が見られ、投薬などの治療を受けたが、21日早朝に死んだ。

傑作「ひよこちゃんvsウォンバット」が、まだ見られる

第6回 BOVA (Brain Online Video Award, 宣伝会議=主催) 広告主部門 グランプリ
第3回アニものづくりアワード2019 銅賞
2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS シルバー賞
を受賞した大阪府池田市のプロモーションビデオ『池田の大決闘「ひよこちゃんvsウォンバット」』。

惜しくも、2019年11月 5日をもって公開が終了したのですが、まだ見られるところがありました:

池田の大決闘「ひよこちゃんvsウォンバット」— フィルム部門 Bカテゴリー|2019年入賞作品|ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ※リンク先のページが開くと動画が自動再生されます。音量に注意!

作品情報

上記ページより。スタッフに感謝!

題名 池田の大決闘「ひよこちゃんvsウォンバット」
秒 498

作品会社情報
広告主 池田市役所
広告会社 電通
制作会社 ソーダコミュニケーションズ

制作スタッフ
クリエイティブ・ディレクター 東畑幸多 Twitter
プランナー 尾上永晃
プランナー 田母神龍
プランナー 今井祐介
コピーライター 尾上永晃
コピーライター 田母神龍
アート・ディレクター 今井祐介
アカウント・エグゼクティブ 島田裕一郎
アカウント・エグゼクティブ 曽根剛
アカウント・エグゼクティブ 川上宗一
アカウント・エグゼクティブ 辻岡翔
ディレクター 泉田尚美
プロデューサー 今野俊也
プロダクションマネージャー 岩井優海
カメラマン 遠藤道雄
ライトマン 宮本順平
美術 安藤真人
イラストレーター 金子大樹
タイトルデザイン 大渕寿徳
タイトルデザイン 伊野綾夏
タイトルデザイン 藤谷力澄
カラリスト 小林亮太
キャスティング 臼倉理穂
サウンドエフェクト 望月久美子
サウンドエフェクト 金鉉俊
ミキサー 石坂亮
エディター 市原賢治

BOVA2019 受賞作品発表(広告主部門) | ブレーンデジタル版

IDEA:池田市が市制施行80周年を迎えるにあたり、他市に無い池田市の貴重なコンテンツである「ウォンバット」と池田市の観光大使を務めている「ひよこちゃん」を活用し、いつもかわいい「ウォンバット」と「ひよこちゃん」とが凶暴な怪獣になって戦い、しかも観光施設を破壊しながら紹介していくという、自虐的な企画にしました。限られた予算の中で特撮映画のようなトーンを目指すために、劇メーションという手法をとることにしました。

受賞コメント:昨年ひと夏をかけて挑んだ総尺8分超の劇メーション。全力で楽しんでしまいました。手作り感あふれるセットは最高にクールで、絵の具をといた色水にドライアイスを入れるとカッコいいことや、ジオラマの中で小さい手裏剣を表現するには黒ゴマが最適なことを知りました。市長の顔を切り抜いて、ぬいぐるみと戦わせては、名所を爆破する。そんな夢のような仕事の関係者さま各位にこの場をかりて厚く御礼申し上げたいです。
(OND° 企画演出部ディレクター 泉田尚美)

大阪府池田市と、五月山動物園公式PRアイドルグループ「Keeper Girls」について