無窮ナレッジ

▼死による思索の消滅

ラチェットの精神
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>古来よりある事柄について纏めようと文章を書いていた人間が、纏め終わる前に
>死んでしまうことがある。
>例えば、クラウゼヴィッツ「戦争論」は、クラウゼヴィッツの死後、夫人
>マリー・フォン・クラウゼヴィッツによって刊行された。よって、少なく
>とも推敲の面で、「戦争論」は未完成の作品なのである。
 
>いろいろな思索をいつか纏めるために頭のなかにしまっておくだけでは、
>自らの死によって、その情報は消滅し、社会を逆戻りしてしまう。
 
無 海枯終見底 人死不知心
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>無 海枯終見底 人死不知心
>
>無 海枯れて終に底を見わすも(あらわすも) 人死しては心を知らず
>
>海が干上がるとついには底を見せるものだが、人は死ぬと心のうちはわからずじまいになる。
>
>出典: 杜荀鶴「感寓」
 
関連:
メメント・モリ
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