雑誌の連載は、期限内に一定の品質の文章を生み出し(生み出させ)、それが補正できなく なるという点で、効率的な創造手段である。 山崎浩一, 今週のデジゴト 第93回: 永遠の未完のプロセス, 週刊アスキー, 2007/ 3/ 6号, p.55.
>彼[:ジェフ・エメリック *] は言う。現在のテクノロジーは、我々にほぼ無限の選択肢をもたらした。 >しかし、それが逆に我々の意欲や集中力を削いでいる。いつでも補正できる、いくらでもコピペできる、 >何度でもリセットできる――そんな環境に慣れた人間は、何も創り出そうとしなくなるのではないか、と。 >あらゆる活動が補正やコピペやポスト・プロダクションやセーフティーネットの無限の選択肢を >ひきずった"永遠の未完のプロセス"と化しつつある。 > 目の前に無限の選択肢があるとするなら、人は選択する勇気を持てるだろうか? あとからいくらでも >補正できるような決断を、人は下す気になれるだろうか? * EMIのアビー・ロード・スタジオでビートルズの専属エンジニア