無窮ナレッジ

▼雑誌の連載は効率的な創造手段だ

雑誌の連載は、期限内に一定の品質の文章を生み出し(生み出させ)、それが補正できなく
なるという点で、効率的な創造手段である。
 
山崎浩一, 今週のデジゴト 第93回: 永遠の未完のプロセス, 週刊アスキー, 2007/ 3/ 6号, p.55.
>彼[:ジェフ・エメリック *] は言う。現在のテクノロジーは、我々にほぼ無限の選択肢をもたらした。
>しかし、それが逆に我々の意欲や集中力を削いでいる。いつでも補正できる、いくらでもコピペできる、
>何度でもリセットできる――そんな環境に慣れた人間は、何も創り出そうとしなくなるのではないか、と。
 
>あらゆる活動が補正やコピペやポスト・プロダクションやセーフティーネットの無限の選択肢を
>ひきずった"永遠の未完のプロセス"と化しつつある。
 
> 目の前に無限の選択肢があるとするなら、人は選択する勇気を持てるだろうか? あとからいくらでも
>補正できるような決断を、人は下す気になれるだろうか?
 
 * EMIのアビー・ロード・スタジオでビートルズの専属エンジニア