9月28日に行われた麻生首相の所信表明演説を簡単に分析しました。 1文は短く、「(わたしは)思う」という表現が1ヶ所しか存在しない理想的な文章 でした。
麻生首相 所信表明演説 (2008/09/28、第170回国会) 「目的と手段を混同してはなりません。目的は日本の繁栄です」 http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2255.html ● 文の長さ 麻生首相の今回の演説は、平均 29字/文 でした。理想的です。 なお、福田首相の就任後はじめての所信表明演説 * は、平均 58字/文でした。 * : 第168回国会における福田内閣総理大臣所信表明演説 http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2007/10/01syosin.html) 以下を参考した: 森村 稔 : 自己プレゼンの文章術 (ちくま新書, 2007) p.146. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2021.html >一つの文は、なるべく二〇字か三〇字以内にせよ。 ● 「(わたしは)思う」の数 麻生首相の今回の演説では、「(わたしは)思う」が、全6026字のうちに 1回だけ ありました。合格です。 前記の福田首相の演説では、「(わたしは)思う」が、全6414字のうちに 5回 ありました。 以下を参考した: 森村 稔 : 自己プレゼンの文章術 (ちくま新書, 2007) p.171. http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2021.html >「思う」を使えばどんなことでも言えてしまう。