>国家の安全を脅かす敵国に対する国防策は現に政府当局の間で熱心に研究 >されているであろうが、ほとんど同じように一国の運命に影響する可能性 >の豊富な大天災に対する国防策は政府のどこでだれが研究しいかなる施設 >を準備しているかはなはだ心もとないありさまである。思うに日本のような >特殊な天然の敵を四面に控えた国では、陸軍海軍のほかにもう一つ科学的国防 >の常備軍を設け、日常の研究と訓練によって非常時に備えるのが当然では >ないかと思われる。 「天災と国防」寺田寅彦 1934年11月「経済往来」より。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2509_9319.html
情報源: 体で覚えた災害を正しく怖がる難しさ http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20041013#p2 http://www.yorozubp.com/0410/041003.htm