http://blog.livedoor.jp/hirox1492/archives/31790.html
>コードを書いてるとき、うまくいくときはすばやく完成するし、うまくいかない >ときはさっさと諦めて、次の日にやるとあっけなく解決したりすることがよく >あるのですが、今回もそのノリでした。 だいたいプログラミングのミス * は、とても些細なことなのだ。でも、それを 見つけられなかったら、とことん見つけられない。 アメリカ・レーガン政権の戦略ミサイル防衛構想 (SDI : スターウォーズ計画) ** が挫折したのも、膨大なコンピュータコードに間違いがないのを保証できなく なったため。金をかければ(人を集めれば)、間違いがなくなるわけではない。 そこが、フォード社・ピント事件 *** を代表的事例とする 従来の工学倫理の鉄則 「コストとリスクのトレードオフ関係」の破綻である。 ** 人口衛星により敵の弾道ミサイル発射を探知し、人工衛星からレーザーを 照射、そのミサイルを打ち落とすという防衛構想。飛行しているのがミサイル なのか、民間機なのかの判別などが課題であった。 *** アメリカのフォード社が、日本製小型車に対抗して、開発・発売したピント (Pinto, 1971)という小型車のガソリンタンクの位置に問題があり、追突事故で 火災が続発した。 フォード経営陣は、その設計欠陥を知っていたが、それを直すためコストを かけるよりも、火災による被害者に賠償金を払うほうが安くつくと判断。発売 に踏み切った。しかし、火災は、経営陣の予測を超えた頻度で発生した。 関連: * ソフトウェアエラー と プログラミングエラー http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/za_0311300.html#2 −移転→ http://takagi1.net/g-sys/inw2/2_za_0311300.html −移転→ https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/za_0311300.html#2