情報社会のなか、イラク戦争は行われたということで、いろいろなことが周知となり つつあります。 そのなかの一つが、写真は絶対ではないということ。
・ねつ造認める 英紙「イラク人虐待写真」 編集長を解任 http://www.sankei.co.jp/news/040515/kok050.htm >英軍によるイラク人虐待写真を報じた英紙ミラーは14日、写真がねつ造されたもの >だったと認め、モーガン編集長を解任したと発表した。 > ミラーは1日付紙面で、イラク派遣部隊の兵士2人から入手したとして、布袋を >かぶされたイラク人を英兵がけったり、放尿している写真計5枚を証言とともに >掲載した。 捏造について、英国では当初から疑われておりました。さすが、英国人です。 アングロサクソンは情報の扱い方がうまい。 >単なる天然資源の提供であれば、往々にして欲張りのお客様が征服に乗り込んでくるが、 >知恵の提供国を滅ぼしては金の卵を生む鶏を殺してしまうことになる。それに相互の >信頼を前提として行われる知恵の共有は、同盟国に対する最大の信頼の保障でもある。 > > これは技術情報のみならず、広く情報を共有することでもある。英国が米国と情報を >共有するのは、...。米国が誇る偵察衛星の生データを英国の情報専門家たちが利用し >ているのは公然の秘密とされている。情報収集と分析では今なお世界一と目される英国 >が、軍事通信衛星は打ち上げているのに偵察衛星を持たない理由でもある。 (徳田八郎衛 : 間に合った兵器 (光人社NF文庫, 2002) p.208 より) ・イラク人女性を虐待の掲載写真は偽物、米紙が謝罪 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040517i111.htm >米東部の有力紙ボストン・グローブが、米兵と見られる制服姿の男がイラク人女性を >レイプしていると見られる写真を今月12日付紙面に掲載したが、写真がポルノ・ >ウェブサイトから流出した無関係の偽物と分かった。 > 同紙は14日付社説などで写真掲載が誤りだったと認めた。同紙は >マサチューセッツ州など米北東部の有力紙。 写真は脚注次第で、どのようにも見る人に認識させることができます。