無窮ナレッジ

▼魔法の数字 150 / 人間が活動・維持しやすい集団の構成員数

http://joi.ito.com/jp/archives/2003/12/23/007089.html  *
http://radio.weblogs.com/0107127/categories/networksAsTheOrganizationOfTheFuture/2003/02/22.html  **
http://www.bbsonline.org/documents/a/00/00/05/65/bbs00000565-00/bbs.dunbar.html  ***
 **, *** は英語ページです。Excite翻訳 http://www.excite.co.jp/world/url/ 
 
( * より)
>ロス・メイフィールドは、人間のネットワークを政治的、社会的、創造的という3つの
>レイヤーに分類している。政治的なネットワークは1,000人単位、社会的だと150人規模、
>創造的となると12人程度になる。僕の感触では、政治的なネットワークは10,000人単位で、
>次に来るのがビジネスのレイヤーでこれは500人規模、で、創造的なネットワークが12人
>くらいだということには異論はない。もちろん科学的な意見ではなくて、個人的な考え
>だけどね。
 
集団が大きくなると、いろいろ気にしないといけないことが増えて、言いたいことが
いえなくなってくるし、まとめるのも大変になる。
 
( ** より)
>it turns out that most organised (i.e. professional) armies have a basic unit of
> about 150 men (...).
訳: たいていの組織された(即ち専門家の["戦闘に長(た)けた"という意味か])軍隊は、約150人
からなる基本単位をもっているということが判明する。
 
>The smallest independent unit in modern armies (the company) invariably contains
> 100-200 men
訳: 現代の軍隊(会社?)の最小の独立単位は、常に100〜200人からなる。
 
こちらは究極。
 
かわぐちかいじ : 沈黙の艦隊 14 (講談社, 1992) p.66 より。
 
北極海にて、原子力潜水艦「やまと」は、米原潜シーウルフ級 2艦(「やまと」側
は「ウルフA」「ウルフB」と呼称)と戦闘するのだが、そのうちの「ウルフB」を
撃沈させた直後の「やまと」海江田艦長のセリフ:
 
>「ウルフA」は1艦になったことで逆に連携プレーの制約が解かれた
>攻撃力が落ちたと判断してはならん 油断するな
 
*** Dunbar, R. I. M. **** (1993). Coevolution of neocortical size, group size and
    language in humans. Behavioral and Brain Sciences 16 (4): 681-735.
 
**** 所属 Human Evolutionary Biology Research Group, Department of Anthropology,
     University College London.